04.21
青い霊魂が、夕闇にしずむ、形になりつつある舘の下で光っているのでございました。
ぶっ壊したあと、何処を彷徨っていたのか、やっと屋根がふかれたので、
「イイですか?」
とエサをねだる尋ね顔の犬のように坂道で、私メを待っていたのでありましょーか。
ふたたび幽霊館の伝説が、ここからスタートしそうな雰囲気であります。
ケチくさく遠くからの画像でありますが、どーです、ホントの占いの館っぽいでこざんしょう?
日々のほとんどを関東で暮らす私メでありまして、大工さんも、
「バアさん一人で住まわせるんでがんすか?」
首を傾げます。
着工した今年の冬、私メ自身も、「どーいうつもりなんだ。ついに発狂したのか」と疑問でありました。
が、中国肺炎が流行り出してから、
「本能のカンは正しかったのかも」
と自信を深めたのであります。
秘密の部屋がいくつか仕掛けているのであります。
精神年齢は齢をとっても成長しないようでして、幼い頃の、秘密の部屋の夢が、この舘に備わっているのであります。秘密の扉もございますです。
この屋根裏部屋に、棺型のベッドをそなえるつもりであります。
けれど、この空間にたどりつくには、いくつかの秘密の部屋や階段を通り抜けなければなりません。
工務店さんは、
「はぁ?」
最初は呆れ顔。でも、「お客さんなのだから、お客さんなのだから」と自制しているのか、笑いをこらえつつもマジ顔で対応してしておりました。
でも、そのうちに、工務店さんの少年心にも火が付いたのか、妙に積極的に提案をしてくれるよーになったのでありました。
いちおうの設計図はありますが、作業を進めつつ、細部については協議しあうという段取り。
不要不急の外出禁止の厳戒令のなかを、次の工程の打ち合わせのために、モリオカへとたどり着いたのでございますです。
霊魂に守られているのかもしれませんです。
たのしそーであります。私にはきっと叶わぬ夢…好きなよーにお家を建てるのは、男でも女でも憧れる人は憧れ。イイナータノシソウダナー。私も魂だけで、飛んで覗きに参りたいものです。
●十傳より→先祖への責任を果たすことが出来たかも…と、ホッとしていますです。
写真をパッとみた時、あれ、教会?と思いました。屋根裏部屋?の写真で 金沢の忍者屋敷を思い出しました。カラクリ屋敷ですが、確かにオバケがいらして ビビりました。先生 もしかしてオバケがお好きなんですか?(><);
●十傳より→大好きではありませぬが、大嫌いでもありませぬ。
御先祖様だから怖くないのですね。
何故に棺型のベッド?どなたが寝るのですか?
先生?ドラキュラ?
●十傳より→もちろん、私メでありますです。
お掃除が大変そうですね。メイドも雇わないと。
●十傳より→お掃除ローボにお任せであります。
素晴らしい御宅ですね。
私はマンション派ですが、いずれは別荘を建てたいものです。
羨ましい!
●十傳より→好きな家を建てられることに感謝しておりますです。先祖や運や占いやお客様や神様や悪魔に。
とうとう、小生のところにも、どこから住所を突き止めたのか、国からの赤紙が参りました。
診断書を突きつけてお断りしますけどね。
●十傳より→軍神とおなりなされぃ。
ピラミッドがモデルですか?
●十傳より→家相を考えていたら、結果的にそーいうことに。
一瞬、教会に見えましたです。
救いを求めるて青く光る魂が漂っているのかと
思いました。
ご先祖様でしたか。新しいお家を歓迎されている
ようですね。
いろいろな趣向が凝らされている御自宅、
探検してみたいです。
●十傳より→仕上げはお庭であります。