2024
08.27

長期のモリオカ滞在から、関東に戻った私メを最初に待っていたのは、
「東洋観相秘占」という10年ほど前に出した単行本の増版の話でありました。

あまり増版は好きではありません。
「なぜ?」
と首を傾げられるのですが、本を出すたびに、
「未熟であった…」
その内容について不満が残り、それをオショシく感じるからであります。
これだ!という著書は一つとしてございません。
反対に、十傳スクールで使用しているテキストは完璧に使いと自負しているのであります。

自著に対する不満の原因はいくつかございますが、この東洋観相秘占について申しますと、じつはこの本の目的は「刀巴心青」というエロ人相の真髄にあったからであります。
その100ページ余りが、「うちではちょっと…」とストップされた記憶がございます。
核心部分が抜けた本。その核心を述べるための大量の原稿作成だったのであります。

事前の打ち合わせでは、
「面白い、じつに面白い」
と同意してくれたので、「では!」と原稿に着手したのでありました。
版元は売れる本、社会的な問題にならない本が目的ですから、それは致し方ないのかもしれませんね。

いつもの如く、増版のお話を断ろうと思いましたが、すでに表紙ができていると先手を打たれましたです。

ではご勝手に、と受諾するしかございませんでした。

「これも方位現象にしておくか」
どことなく未消化の気持ちを、方位に擦り付けたのでありました。

  1. 大雨のテレビ見ました。
    盛岡のご自宅は大丈夫ですか?

    ●十傳より→ご心配、ありがとーございます。実家は高台なので大丈夫なはずであります。

  2. 持っています10年前の東洋観相秘占はもう表紙が
    ないので,新装版楽しみにしています。
    最近,眉毛に白髪が一本生えていたので,またご著書を手にとって
    調べていました.

       ●十傳より→開運の兆しですね。