09.28
大河ドラマでも扱っているみたいですし。
画像の藁人形と五寸釘は、知らないお方がいないでありましょー。
しかし、この術術を成功させるには、いくつかの作法があるのであります。
たとえば小川で禊をしたあと、後襟に5尺ほどの細い布を垂らし、神社の奥の御神木に向かって走るのであります。そのとき、その布が地面についてはいけません。
さらに頭には五徳をのせ、三本の和ろうそくを立て、火をともし、その火が消えてもいけませぬ。
これらの作法を守ったときに、はじめて呪いの藁人形の効果が期待できるのであります。
藁人形と五寸釘があればできるのだと信じてはなりませんです。
また藁の組み方や、糸の結び方も規定があるのであります。
つまり、藁人形の呪いを成功させるのは、ちと困難だと諦めた方が賢明でありましょー。
呪いはほかにもいくつかがございますです。
霊符を用いたものであります。
これも特定の人を害し奉る方法。
十傳スクールで、現在、丁奇造作法を開催し、そこでヒントみたいな方法を講義しております。
つまり護符を書くさいに使う、硯の水に何を混ぜるかであります。
水道水では効果はございません。
筆ペンでは話になりません。
よく、雑誌の付録に「霊符」があったりしますが、あれは印刷物。
効果があるはずがありません。
試しに足で踏みつけてご覧あそばせ。
バチなどが当たるはずもありませんから。
神社で700円くらいで販売している護符も同様。
迷信の類は私メはほとんど信じませんが、しかし太古から密かに伝えられている作法だけは信じないわけにはいきません。
しかし、こんなことをセミナーなどで公開して良いモノかと、
「いえいえそれはなりません」
という声も聞こえているのであります。
とはいえ、学んできたことを私メで潰えさせることも惜しいよーな。
あと二回残された、ほんとはなかった講義。
この講義が終われば、先生が言われる「太古」のからの作法に
触れることはできないのです。
●十傳より→語り尽きぬ分野でありますね。
そのセミナー大変興味があります。開催していただくことは可能でしょうか?
●十傳より→光の方はともかく、闇の方は…であります。
光の方だけでもぜひお願いします。
●十傳より→さてさてさて。
今も健在なのかは分かりませんが
「あの婆さんは夜な夜な五寸釘を打つ」と噂されている老女が地元にいます
ある晩、その老女の息子が組内の集まりに出席した時
組内の長にクソミソに罵倒されるという事がありました
大人しく少し変わっている息子は怒鳴られても下を向いたままダンマリ
組内の話し合いがお開きになった時、私の知人がその長に
「よう〇〇さんよ、ダメだよ、あんな大人しい男を怒鳴ったんでは」
「ああいう男には、子供に話しかけるように接しないと」
「それに、あの母親は五寸釘を打つという噂があるんだど」
「大丈夫かよ」
そう言うと、その男性の顔色はみるみる青ざめてきたそうです
それから数日後
その長の20代の息子さんが突然亡くなってしまいました
何が原因かは知りませんが、お風呂場で倒れていたそうです
そして、その組内の洋子さんという女性が、五寸釘老女と道端でバッタリ逢った時
「なっ、効き目があったっぺ」と老女はニヤリと笑ったそうです
本当の話です
呪術、恐ろしや
●十傳より→効いたのかどーか首をかしげるところに呪術の特徴があるのであります。