11.03
モリオカ滞在中、空砲ばかりで身っこが出ないので、
「面妖である…」
と首を傾げつつトイレを後にしておりました。
私メは食うとすぐに出るタイプなのであります。
が、完全な便秘というのではなくドロリとした軟便は出ておりましたから、さほど気にしておりませんでした。
が、そのうちに軽い眩暈のよーな現象に見舞われ、
「これも齢であろうか」
などと事務所の行き帰りに急折せぬように気を付けておりました。
そして土曜日。
肉を喰いました。
チョウセン料理のサムギョプサル。
脂たっぷりの豚肉と、ニンニクと、唐辛子を食う、あの気持ち悪い料理であります。
すると翌日の早朝に、便意に目覚めましたです。
また空砲かと思いきや、そーではございません。
堅いウンコが肛門にぶら下がったのであります。
が、垂れようとするとウンコが引っ込むのであります。
適敏なところで切ろうと、力みました。
このまま気を失うのではないかと思うくらいに。脳の血管がぶち切れるのではと不安になるくらい。
これではいけない、脳貧血になると力を緩めました。
と、いったん力を抜いたのがさいわいしたのか、下腹部の両側が微動し始め、次に、のろのろと果てしなくウンコが出て参るではありませんか。
大腸ごと出るのではと思うくらいの大量のウンコでございました。
とぐろを巻きながら出てくるは、出てくるは。
一戦すんでホッとしましたら、ふたたびの便意であります。
体力が失われてしましたが、このままではいけません。
こんどはおにぎり大の石のようなウンコが五個ほど。トイレの水がお尻にかかりました。
三回目は、砂利状のヤツ。ざらざらと肛門の内側を刺激しながら、いつ果てるともなくであります。
トイレが詰まらぬように、何回も水を流しました。
その後、10回ほどトイレとの往復が続いたのであります。
さいごは前日のサムギョプサルの残骸でしょうか。唐辛子のヒリヒリを感じましたです。
合計、防火用のバケツで勘定すれば五杯は出たのではないでしょーか。
気づいたら、不思議であります。眩暈のよーな症状が完全に消えておりました。
「ウンコであったかぁ」
スッキリした頭で、日曜日の講義をすることが出来たのでございました。
これが11月2日。
文化の日の前日。ウンコの日なのでした。イイフンの日。
空砲ばかりで、中々出ないと辛いですよね。
でも、そのあと10回もですか。
中身、全部出てスッキリして良かったですね。
その後も、順調でしょうか?
●十傳より→モサモサと出ておりますです。
お肉の油と野菜の繊維と水分が薬になったかもですね。
●十傳より→ですね。