01.04
今年こそは清潔な男になろうと、だから１月４日の仕事始めは、伊勢原市の大山登山からはじめようとおもったのでありました。
大山は、大山阿夫利神社と申しまして、ふるくから雨乞いの神社として有名であります。富士山系の龍脈である丹沢山系のいっかくをなし、パワスポとも深いかかわりをなしているのであります。
2012年は愛するものだけを愛することに決めたのであります。
けがらわしい愛欲から卒業してもよい年齢ではないかと思った次第であります。
山は、そういう私メの目的をやさしく受けて入れてくれるのではないかと思ったのであります。
早朝から目覚め、コンビニでフランクフルトとかカップ麺を買いこみ、イザ！ なのでありました。
が、１月の山は、関東の南部といえど、女体のように気まぐれなのでございます。
カカッと日射が照りつけたと思うと、次の風は雪をもたらすほどの冷気をともなっているのでございます。
「もうオノさんとセックスしてもイケないと思うわ」
などの想念が、這うように登頂している私メの耳に囁きかけるのてございます。
「嘘いえ、誰よりも獰猛にイクくせに」
とへんかをかます私メの心の言葉も1600Ｍの急こう配を一歩ずつのぼるうちに迫力を欠くのであります。
山頂は雪、。
10月の岩手山登山とどうように氷の世界なのでありました。
なぜに山は私メを苦しめるのでしょうか。
こんなに寒くてはお女性のやわ肌が恋しくなるではありませんか。
2012年もお女性の熱い肉のなかに埋もれろと、山は告げているのでありましょうか。
いや、きっとそうに相違ない。
私メは、ときおり強く吹雪く山のお告げを胸に、下山するのでありました。
やはり軽装でありましたから、骨の芯まで冷えまして、大山の湯とかにつかりまして、大山の地酒をいただいたのでございます。
2012年も、私メの欲望に忠実に突き進むしかなさそうなのでございます。
ブスッと一刺ししてぬいてもらってきました…血液を。
趣味の一つ、献血です。
この一回で、あたしのえろパワー溢れる血が、誰かに受け継がれると思うと、ワクワクします。ちょっと気の短い性格になるかもしれませんが、きっととても元気になることでしょう。
〈こんなに簡単にお役に立てるなんて〉と始めた献血ですが、現在45歳、いつまで献血のできる身体でいられるか…。周囲では、既に高血圧・糖尿病・高脂血症で薬の御厄介になっている人がいますから、西友298円弁当は極力控えなければと思うこの頃です。
献血を控えておりましたので、年末年始は節制食で頑張りました。「ヨッシャー、これでパーフェクト！」と臨んだ献血。ルームで血圧を測ったところ、最高血圧160。原因は、自分の極度の人見知りの所為です。測っている最中に、医師が世間話をはじめた為、動揺してドッドーンと40もアップしてしまったのです。深呼吸してと言われ、再計測。〈もう何も言わないで、話しかけないで、うわっ、こんなこと考えたら、またまた上昇しちゃう、深呼吸、深呼吸…〉何とかクリアできました。情けないです。
帰りに熊野神社に福本銭を奉納してきました。狛犬のいないこじんまりした神社でしたが、社殿の後ろに大銀杏が聳えていました。渡辺崋山が「熊林暁鴉」という画でこの風景をあらわしたと記されてましたので、net検索しましたがヒットせずこんな時間になってしまいました。
えっえー？ ご卒業を年齢で区切る？ また何を寝ぼけたこと言い始めたのかと思いきや…。山のお告げを的確に？キャッチされ、めでたし、めでたしでございます。
●十傳より→白い献血をしていますゆえ、赤き献血は…。おっととと、akiko殿のペースにあぶなく乗せられるところでありました。
先生が過酷な事に挑戦する時は、
「まだまだ甘い・・・」と
認識したいが為に実行されているかと思うのであります。
大人になると、指導してくれる人が極端に減ります。
●十傳より→山登りは、男にとってのスケペ行為に酷似しておりますです。山頂へ登る苦痛はまさにそれ。楽しいはずなのに苦しいのであります。で、山頂を極める悦びは一瞬間だけ。あとは下山の淋しさと安堵感に包まれるのであります。