07.06
水連が、少年のような蕾をはじかせているのであります。
泥の中から、どうして赤紫が生まれるのか分かりませんけれど、湿気が建物の壁という壁、道という道をまつわりつくような梅雨の季節に、この花だけが変異のような色をほころばせるのでございますです。
「明日もあえるかな、ここで」
と、約束したきりになった淡い恋のようであります。
どうして約束の場所に行かなかったのかは、よくおぼえていないのであります。
少年の頃は、いろいろと事情があるものであります。
親や教員に支配されながら、その一瞬の隙をついて恋をするものでありますから、いまのような悠長なかまえではいられませぬ。
友達の住んでいた団地の一階の芝生で、東京から遊びに来ていた少女が洗濯のシーツを干しておりました。
白いＴシャツの布地は、地方都市の店で扱ってはいない、それは真っ白でしかも柔らかそうなのでありました。
いっしょに歩くと、イイ匂いがするのであります。
誇らしい気分になるのであります。
喫茶店でレスカ（ギャッ！）を注文するのでありました。
「ここのレスカ、すっぺね」
と、おもわず口からこぼれた彼女の方言で、いっしゅん顔を見合わせ、ふきだしたものでありました。
「オノくんといるとズーズー弁になっちゃう」
いま思えば不思議であります。
夏休みでもない時期に、二週間以上もモリオカの親戚のところに遊びに来ていたのでありますから。
彼女にも事情があったのでありましょう。
紺屋町の小路に七夕飾りがわびしくかけられていまして、それをさらさらと指で遊ぶのであります。
「あしたもあえるかな」
「映画につれてってね」
実現しなかった約束は、いつまで有効なのかわかりませぬ。
生きていれば、彼女も50代でございます。
もう、あの匂いを、とっくに失っていることでありましょう。
砂礫のような恋の記憶をたよりに、少年にもどってみるのも悪くありません。
レスカ…!!
いいですねぇ。爽やかですね。
親や先生の目を盗んでしていた恋、それこそがまさに恋だったと、今となってはそう思います。
誰かに言ってしまった途端に、じわじわと腐っていくような…
●十傳より→悪い想い出は語ることで薄まりますが、良い想い出は語ると、違うものになってしまうのであります。リアルさが失われるというか。
十傳先生こんばんは。
先生、子供の頃を思い出して大人になってのクラス会で恋が再燃しちゃうんでしょうかね？
ドラマでも有りましたが。
私、小学生の時に高校生追いかけてました！
今でも年上好きですね。
でも限定で年上５才まで…こだわりが有ります。何だかマニュアルが有るような恋愛ですね。
同級生にチョコもあげた事が無かったです。
●十傳より→再燃するはずが鎮火する場合が多いのも事実でありますです。
レスカ大好きです！時々、アイミティー、ガム入りやオーレも。今はシアトル系カフェばかりで、チャリーンとドア開けるとベルが鳴る喫茶店が絶滅しましたね、笑。先生の同窓会では、ほとんどの方が参加されるのですか？私は苦手でしてそういった場には行きません。行った旧友に状況報告してもらいますが「あのカッコ良かったＫ君、かっぱハゲになってたよ～」など聞くと自分の変化も踏まえて、やっぱり行かなくて良かった～って思います。不倫をしてる人から聞きましたが、夫には「愛してる～」と挨拶のごとく言えても、恋人にはナゼだか怖くて？言えないんだそう・・・。
●十傳より→不倫だと「愛してる」と言うと、次のステージに移りますからね。不倫は成長してはいけない悦びなのでありますから。
十傳先生
おはようございます
不倫でも相手が好きだから関係を続けているんですよね？愛してるって言ってしまいませんか？言ってはいけないのが不倫ですかね…
他に好きな人が出来たら私なら離婚しますね…例え相手の人に去られても…両方失っても…最終的に自分の心が後悔しない生き方選んじゃいますね…
●十傳より→不倫って趣味みたいなものではないかと思うのであります。趣味が高じて仕事にして成功すればイイのでありますが、趣味は趣味だから楽しいのかもしれませんです。
こんにちは(^_^)v
開運ボックス、昨夜、７月７日ジャスト０時に南東に移動しました。
気品が出て頭も良くなりたいので、月の半分は北に移動して大丈夫ですか?
FACE BOOKで昔懐かしい人と恋を再燃させるのを おかわり と言うらしいです。
２０代の頃の恋人がどうなってるか知りたいけど、自分の体型が当時と違い過ぎるので、
私は逢える勇気がありませんです。
●十傳より→18歳に、別れたお女性と、40歳の誕生日に、ここで会おうと約束しましたが、来ませんでした。やはり体型を恥じていたのかと、納得させましたのであります。パワーボックスを二つ用意した方がよろしいかと…。
十傳先生、こんばんは！
もうすぐ水星の逆行って読んだんですけど、どんな影響があるんですか？
●十傳より→獅子座を運行中の水星が７月14日から逆行いたしますです。獅子座ですから、自己アピール、これがちょっと狂ってきてイヤミに受け止められたりですね。あとはギャンブルのカンが変調をきたしますです。