2012
08.24

赤染衛門といっても、れっきとしたお女性であります。
彼女のオヤジの赤染時用が、右衛門尉という位についたので、赤染衛門と呼ばれたってわけです。

『やすらはで寝なましものを小夜ふけて
   かたぶくまでの月を見しかな』
一般訳は
「あなたがおいでにならないと分かっていたら、ためらわずに寝たものを、今か今かとお待ちしているうちに、夜が更けて傾いて沈もうとしています」
てな感じでしょうか。

まぁ、この歌は一般訳で正解でありましょう。

が、じつは、この歌は、代作なのであります。

赤染衛門の妹が、藤原道隆と熱々で、しかし道隆は浮気モノ。
妹の姿を見て、姉である彼女が代わって歌を作ったというわけであります。

妹おもいの姉、あるいは友達おもいのお女性さん。
これがなかなか油断できない存在でありますです。

恋を叶えてあげたい気持ちが半分、失恋してしまえば気味がイイというおもいも半分。

「ちょっと話があるのさぁ」
と、付き合っているお女性の親友というお方に、呼び止められたことがありますです。
「あんまりじゃないの、彼女、純情だから傷つけないでもらいたいのさぁ、昨日だって喫茶店でずっと待ってたんだからさぁ」
こういわれると気持ちが萎えるモノでありますです。

いや、友達はそういう心理も読みとって語っているのかもしれませぬ。
「リストカットするって言ってんだよ、どうするつもりさぁ」
微かに残っていた恋心も消えるのでありますです。

事実、藤原道隆は、彼女を捨て、高階貴子とむすばれたのであります。

そういえば、ある女子高で、修学旅行に行かなかった子がおります。
「えへへ、彼にヤッてもらうんだ」
彼というのは、彼女の親友の彼でありますです。
そしてバージンと卒業した次第。
お友達とは、こういう側面がございますです。

また、この歌、「かたぶくまでの月を見しかな」にはもう一つ、重大な意味が隠されておりますです。

夜明け頃に西に沈む月は満月。旧暦の15日あたりでありますです。
「月経は、毎月15日前後ですよ」
と道隆に教えているわけでありますです。

いや、妹ではない。
自分自身の月経だと解釈した方がよさそうでございますですね。

  1. 「ごめん、○○さんと寝ちゃった」と幼馴染。
    高校生の時、あたしに交際を申し込み付き合い始めたばかりの○○さん。
    手だって握っていなかったのに…。
    ○○さんは、幼馴染の交際相手の先輩。
    「どうして?」
    「何であたしに打ち明けたの?」
    幼馴染はうつむくばかり。
    直感。
    ○○さんに対して猛烈な怒りが込み上げてきました。
    それは嫉妬とは全く違うものでした。

    あの男は最悪よ! とあたしに思い込ませる為の策略。

    先生の解釈ではそうなるのでしょうか?
    でも、彼女には当てはまりませんです。
    互いの家庭事情であまり会えていませんが、縁は死ぬまで絶えないだろうと感じています。

      ●十傳より→ともだちのオモチャを欲しがる気持ちでありましょうね。

    • 満たされない何かがあって偶々身近にいた彼にしがみついたのだろうと考えていました。

      「結婚指輪をするようになってから、余計にモテるようになった!」とハンサム君がその昔言っていました。その当時(バブル期)に妻のある男の人がモテたのは、お世話は奥方様お願いいたします、美味しいところだけ御馳走にならせていただきます的な、寝取る行為に優越感を覚える女性が流行の最先端という風潮から。不倫でさえファッション、アクセサリーでしたね。(真相は濁情でしょうが…)
      現代は、ストーカー被害の経験から独男はもう御免よ、妻子持ちにするわ、でしょうか? でも、お不倫でも、妻子持ちがストーカーに変貌、痴情のもつれによる殺傷事件と日々ワイドショーネタに事欠かない毎日ですから。どうなんでしょう? 枠(結婚制度)にとらわれない(他人の妻or夫を寝とるという概念をもたない)生を謳歌するためのお不倫でしょうか?

      先生、人中の浅い深いの判断がよくわからないであります。先生の人中はどちらに属するのでしょうか? 個人的なお勉強の為で恐縮ですが、先生の貴重なお顔を呈してご口授いただけたらと。お願いします。「不快です!」なんてはぐらかさないでおくんなまし❤

        ●十傳より→髭に隠れて自分でも分かりませぬ。が、このように隠すことで、多少は、難を逃れることになる、という日本的な占い論に傾いているかもしれませんです。指で触りますと、人中はキチンとしているような。

  2. 先生こんばんは
    待望のエロ百人一首待っておりました。
    友達の彼や彼女と寝ちゃうって……有りなんでしょうね。
    理性も有るけど本能やその時の状況など……
    少女Aのまわりにいる女友達は皆、松居一代さんタイプですので(パートナーが浮気したら服役するよ)
    とても怖いです……少女Aも松居一代さんタイプですが閉所恐怖症なので服役しないですんでおります。

    ●十傳より→男のために離婚し子供を捨て、そしてその男と同棲。やがて男は別の女を作り。そのお女性は朝から包丁を握って待っていたのであります。刺したのは夜になってから。女は留置所に。嘆願書を出したのは、刺された男。これが現実でありますです。松居など、人気取りのポーズ、あまいあまい。

  3. 先生、本当に刺したら犯罪になりますが刺したい気持ちは分かりますね。
    少女A は男を刺す時は自分も一緒に死にますね。
    その女性は何で男性の命とらなかったのでしょうか?
    刺すなら命がけだと思うのですが…

      ●十傳より→刺すのは男の役目だからでありましょう。ナイフではないもので。