04.02
剣術使いに、殺気という言葉があるならば、易者には「邪気」という言葉があるのかもしれませぬ。
ただならぬ邪気に目を上げると、向かいのお女性が、両口角をおもいっきり下げてうたた寝をしておったのでございます。
以前も、申しましたが、こういう口は「不平不満の相」であります。
何事に対してもチャチャを入れないと気が済まないタチなのであります。
たとえば、
「Hだけでいいの」
と言いながら、しだいに「わたしはどーせセフレ以下の存在よね」となり、では食事でもしますかと誘うと、「どーせ経費で払うんでしょう」とくるのであります。
話題を提供しようと話し出すと、その時はウケて笑っていたはずなのに、「あなたって自分のことばかり言うのね」と後日、不満のメール。
そういう態度をするために、愛されない体質となって、口角はますます下がるという悪循環になるのであります。
そういう態度とは、重箱をつついて相手の欠点を探し出さないと安心できない態度であります。欠点を見つけると、どういうわけかホッとする態度であります。
その欠点をネタにして、ネットで深層心理を摘み食いして、心理学者気取りになるのでありましょうか。
ソレだけならイイのですが、都合のよいところだけをひろった知識に振り回され、逆にいら立ちだすわけでございますです。
このように、
人相とは面白いものでありまして、口だけで、相手の性格の裏の裏まで知ってしまうのでございます。
十傳セミナーも、「人相」をシリーズして定期化させてもイイかもしれませぬ。
人相なら基礎がなくても理解できますし。
ところで、電車内の「邪気」はコレだけではありませんでした。
下向き口角のお女性のとなりに座っていた帽子のオバさまのお指が、コプラ指。
かならず人を裏切る油断のならない指の持ち主なのであります。
裏切りたくて裏切るのではないでありましょう。
けれども、利害が衝突した時に、コプラ指の本領がいかんなく発揮されるのは100パーセント例外はないのでありますです。
この二人の邪気が、車内に漂い、人々は何故とはなしにイライラしたような顔つきになっていたのでありました。
東洋の人相学は「神相全編」がバイブルでありますです。
人相には手相も含まれますです。
この「神相全編」をしることは、どれだけ人災からまぬがれる武器になることか。
明治以降、音をたてるように衰退していった東洋の哲理を拾い上げることは、けっして無意味なことではないのでありますです。
知り合いに、癌を患っていて、不平不満ばかり言う人がいました。癌が再発して若くして亡くなりました。
鶏と卵の話ではありませんが、マイナス思考が病気を招いたのか、病気になったからマイナス思考ばかりになるのか、分かりませんでした…。
20代後半の頃、タクシーの運転手さんに、顔は20代までは親の責任だけど30才以降は自分の責任だから、良い顔になるように努力するんだよ、と言われた事があります。
心の持ち様や考え方は自然と表情に表れるから気をつけなさいと教えて貰ったんだと思いました。
それ以来、口角を上げて、目尻を下げる意識をしたところ、癒し系キャラになっちゃいました。
私は美人じゃないけど、美人だけど気が強くて冷たそうと思われてる人よりは、得してるかもです。
●十傳より→初対面の直感は当たることが多いモノであります。それは根拠のない直感でありますが、人相は、その点をツマビラかにすることに優れているのでありますです。
顔立ちは綺麗なのに、何となく感じの悪い人、不機嫌そうな人って損してるなぁ~って思うんです。本当にもったいない!
残念ながら細工の良くない私は表情でカバーするしかないのですが、仕事中PCに向かってる時は眉間に皺が寄ってるらしく、時々指摘されてしまいます。
元々ぽけ~っとしたタヌキ顔なので、しかめっ面した狸になってる訳で、周りから見たら滑稽なのかもしれません。
●十傳より→顔はだいたい三つに分類できるのであります。福顔、鬼顔、神顔。それぞれの顔に純粋になればイイのであります。タヌキ顔がしかめっ面になるのは、福顔に鬼顔が混じることになるので問題かもであります。
「神相全編」ぜひ、くまなく教わりたいです。
口だけで性格の裏の裏までわかるなんて・・・怖いかも。
邪気を人相で見るのも凄い。そう言われてみればなんとなくわかるような気もしますが。
手相もなかなか 奥が深いようですね。
手にもその人らしさが現れてるのも面白いです。
人相(顔)を見て手を見て、ふむふむ・・・
手相はいろんな流派があり見方もそれぞれなのと線が細かく複雑で素人には判断が難しいイメージがありますね。
小野先生ならでは、のエロ手相も密かに期待しています。
「人相」とても人気なのでシリーズ化、定期化ぜひ検討お願いいたします。
●十傳より→ちと考えてみますです。
思わず鏡で自分の口角を確認してしまいました。
下がってもいませんが、上がってもいません。
(良いんだか悪いんだか)
私自身、不平不満を言ったり
愚痴たりするのは嫌いなものですから
先生のお話に出てきました女性の気持ちには
共感はできません。
経費だろうが何だろうが、
食事を御馳走してくれるという気持ちが有難いです。
また、このルパン三世のような指を
コブラ指というのですか。
初めて知りました。
・・自分の指はどうかな・・と
体は中かヤヤポチャなのに、指は丸くて小さくて
まるでドラエモンです。情けない。
それにしても、先生はいろんなタイプの女性と
お付き合いされるのですね。
その中でもどういう女性が好みなのか
とても興味があります。
以前出てきました乳首のホクロのような女性かな。
●十傳より→まっすぐな口角が最上であります。口角が上向きがイイと言いますが、それはダマされやすい意味にも通じますですから。
前回のセミナーの刀巴心青は盛り上がりましたよね!
人相シリーズ&手相シリーズ、セミナーでの定期化いいですね!大賛成です!
楽しみー。
●十傳より→ネタ出しに苦労するのでありますが、人相や手相ならスルッと入ることが出来るので最適かもしれませぬ。
私が小学生の時、傘屋さんがあり、そこで傘を直してもらっていました。
ヨーカドーができて、しばらくしてその傘屋さんはお店を畳みました。
今も傘の修理をしてくれるお店はあるのでしょうか?
100均の傘やニュースでJRの忘れ物の多量の傘を見たりすると、
あの傘屋さんを思い出します。
先生、超レアな傘、いいなぁ…
「野坂昭如さんを突ついた傘」と妄想して使えば、一人で盛り上がれそうです。レア傘、お大事に!
●十傳より→(これは、十傳クラブの夕刊メールで、大島渚からカッパらった傘が、今日の風雨でぶっ壊れたことに対するものでありましょう)まったく、最近は傘を粗末にし過ぎますですね。
先生の世界に誇るご自慢の魔法の杖は、手を見れば一目瞭然です。
どうぞ、いかんなく発揮なさってくださいませ。
手をみればわかりますよね。
これを見て男性諸氏、ドキッとなされたのでは。
このあたりもセミナー等で伝授していただけると思いますよ。
あ、すみません。またこういう路線の話題になってしまい。
●十傳より→ジョークのつもりでありましたが…。
あの、コブラ指って具体的にはどんな指でしょうか?それともあのようにコブラのように指を組んではいけないということでしょうか?自分の指に心あたってしまったので…。こちらに引っかかりました。
●十傳より→爪が極端に短く横広であり、指の先がコプラの頭ようになっている指を言いますです。指の組み方ではありませぬ。
邪気を放つ方は、邪気を放つ姿形をしているんですね。昔、ガラス玉のような不思議な目をした御婦人を見たことがあります。への字の口、そのビー玉お目目、すごい屁理屈と、愚痴、不平、
不満、悪口をばらまく宗教狂いの叔母さんと周りから嫌われてました。毒を吐きながらも長生きしています。人から何かをいただいても絶対にお返しをしない、もらうのが当然という方だと言っていたおばさん連中も似たような口元。人のふり見て~だといつも気を付けるようにしてますが、毒に当たると同じようになっているような気がします.くわばらくわばら。
●十傳より→そうなるには何かのキッカケがあったはずであります。
コブラ指とは、マムシ指とは違うのですか?
●十傳より→私メはマムシ指をコブラ指と言うのであります。