04.08
毎年、お釈迦様の誕生日はお寺にいって甘茶をいただくならわしにしております。
いつもの年なら、桜が満開なのでありますが、今年は葉桜。
甘茶の、中条きよしの声のような味が好きなのでありますです。
五杯は飲みました。
どのお寺も甘茶を出すわけではなく、鎌倉や横須賀などで甘茶をふるまうお寺を探したものでございます。
が、自転車で15のところのお寺を見つけてからは、今年で三年目。
なにしろ、お寺の裏手で、老人会が振る舞い酒までご馳走してくれるのであります。
笹酒と言うのでありましょうか、ぶった切った竹の盃に、燗酒をなみなみと注いでくれるのでございます。
炉ばたに突き刺した竹に燗酒が入っているのでありました。
ここでも五杯。
いささか気が飛んだ燗酒でありました。
そのほかに、焼き芋だの煎餅だの。
無料なのがイイのであります。
タダ酒を飲むのは久しぶりでございました。
これからは、お金をだしてしまう悪く癖を直そうと心に決めるのでありました。
けっこう満腹になり、ほろ酔い気分の春の午前中でございます。
近くの幼稚園の園児たちも集まり、境内は、いっきに賑やかになりました。
そういえば、ここで知り合って、以後、季節の野菜や魚を届けてくれたお爺さんの姿がみえませぬ。
死んだのかボケたのか。
この園児たちも、あと80年もすれば、モウロクするのでありましょう。
その80年間、いや、人間関係のゴタゴタに巻き込まれるのは、もうすぐでありましょう。すでにちいさな恋やいがみ合いは始まっているのは間違いありますまい。
ただ、幸せになりたいともがき苦しみ、幸せと言うモノは幻想にすぎなかったことに気づくのが80年後ということなりでありましょうか。
それでも、そのころも４月８日には、花祭りが行われるのでしょう。
人間は文字の発見によって、文化とか文明が発達したらしいのでありますけれど、幸せというものは、文字では伝えきれないようであります。
ケダモノのように、オスはメスを狙い、メスはオスを選別し、あるいは殺し合い、憎しみ合うのでございましょう。
遠回りして、春の日差しを楽しみつつ、部屋へと戻ったのでありました。
もー、おっかしー！
中条きよしの声みたいな味って……！
また吹いたわ。
あのタケノコのおじいさん、今年もいなかったのですね…。
死んじゃったのかな…？
せんせーからメールしてみるとか…。
（自分からメールすることは滅多にナイという、ちょーメール無精の先生に、有り得ない提案でしたー笑）
●十傳より→メールして、万が一、生きていたら、そのリアクションに困りますです。死んでいたならご霊前だかご仏前にお金がかかりますですし。
♪ あの人と別れたワケはなんでもないのお～♪
またまたぴょんさんと同じです。
「中条きよしの声」で吹き出してしまい、
ぴょんさんに対する先生のコメントでも
笑ってしまいました。
甘茶という名は耳にしますが飲んだ事はありません。
でも、先生の表現のお陰で何となく想像はつきました。
子供の頃、松の木にできたコブから出てきた甘い蜜を
「甘茶だ 甘茶だ」と言いながらよく舐めていましたが
この蜜とは違うものなのでしょうか。
●十傳より→そもそも松ヤニを舐めたことがありませんのどす。
先生こんにちは。
何時も思うのですが…先生が酔っている時に、そっと黙って隣に座ってみたいです。
少女Ａの背中にも腕をまわすのか？
試しとうございます。
●十傳より→その好奇心が天獄への道となるので…、ああ、酔っぱらっているときは平和でありますです。
先生、天獄ですか？
少女Ａは、つまみ出されてドロップキックかと思っておりました～これも天獄でしょうか？
●十傳より→ですから、酔ってしまうと、もうお女性は不必要というわけでして。
先生、分かりました。
平和が一番でございますね。
●十傳より→断易用語の「貪合忘剋」とうヤツでありますです。合をむさぼり、剋（イジメ）を忘れる。