02.27
フリージアの花が終わりを告げておりますです。
「ババァがねぇ」
と口癖の若いお女性がおりました。
彼女が30歳をいくつかこえたころ連絡がございました。
「どーしよう、こんな年齢になってしまって…」
と、以前の自分の「婆ァ」発言に脅かされているのでありました。30代は、私メから見れば、眩しいほどに若いのでございます。
「男っ気もまったくないし」
と言いつつも、聞けばセフレ以下の男がいて、その床技に溺れ、その技を忘れさせてくれるほどの男が存在しないということでございますです。
すると、あるお声が降臨いたしました。
「勝とうという気持ちが、かえって敗北するってこともあるのよ」
というお声でございました。
この声の真意は、私メが床技において自分を誇れば、他の男は私メを乗り越えようと頑張るものである、ということなのであります。
が、私メに勝とうという気持ちなどあろうはずはなく、そのお女性は私メの気持ちを独占できなったために、他の男に満足を求めたというわけでございましょう。
言葉は恐ろしいものであります。
相手の気持ちを快くさせるのも言葉なら、相手だけでなく自分の心を塞ぎ、未来の光を消してしまうのも言葉でございます。
が、自分の言葉にみずから傷ついてしまったお女性も可愛いものでございます。
花のイノチは、その傷つく心をまだ有しているかどうかかもしれませぬ。
つれづれ草には枯れた花も風情があると記させておりますが、実際に花を枯れさせても飾っておるのは、どーも辛気臭くなりますです。
まだ初々しい頃に、花を逆様に吊るしてドライフラワーとして、花のイノチを長らえるなら話は別でありますけれど
もしも、犬が人の言葉を話せたら、犬をこれほどまでに可愛らしくは思わないことでございましょう。
「おい、違う女の臭いがするぞ」
などと言われたら。
国際恋愛も、言葉が不自由だから成り立つというケースをいくつも見てまいりました。
言葉は、恋をしなびさせ、心を乾かせ、人を老いさせるものかもしれませぬ。
私メはお女性にぜったいにたてつかないことを信条としております。
先生は、４０代から５０代の頃、
怖さや焦りは感じませんでしたか？
わたし最近、年を取るのが怖くてたまりません。
顔が、絵の具が溶けたようにダラーンとなってしまった友達は、
心はまだ乙女で、痛々しいです。
自分がどうシフトチェンジすればいいのか…
なんか辛いです。
わたしも、
ババアの色ボケはみっともないんだよ！
っていう若い頃の自分の言葉に復讐されてます。
●十傳より→忍者を装って風呂敷で眼だけ出すようにしたら、眼の周辺が信じられないほどシワだのたるみで、ぞぞっと恐ろしくなったのであります。もうヨロイで完全武装しなくてはなりませんです。が、60代のまでのお女性の色ボケに対する受け入れ体制はまだ余裕がございますです。これも年ではある証明かもですけれど。
先生は大丈夫。
甲冑や鎧なんてなくてもむき出しのままで十分カッコいいですよ。
男性は年齢を重ねたカッコよさがあるから羨ましいな…。
わたしの思う、年相応の素敵な女性でありたいです。
清潔感があって、知的で、いやらしくない色気があって、
咲き誇っている花の邪魔にならないような。
●十傳より→不思議な香りのトワレが似合う老美人はなかなかでありますです。
先生！
『60代のまでのお女性』から私が卒業するまでに
70代のまでのお女性の色ボケに対する受け入れ体制を整えてくださいますよう
宜しくお願い申し上げますです。
●十傳より→時の重みでいろいろと変化することでありましょうが、歯と指と体臭をぜひともキープしていただかなければ…。
第何章まであるのか分かりませんが、今 人生の節目でして、
とりあえず歯のメンテナンスにも行くことにします。
腐敗臭は不幸の元ですから！
●十傳より→老いると午後は死臭がするモノでありますから、何事も昼あたりに済ますこともお考えに入れましょうです。
そうですよね、ペットは人間の言葉を話せないからカワイイのでしょうね。我が家には猫がいるのですが、もし話す事ができたなら文句と欲求しか出てこないのでは・・・（笑）
でも、今の暮らしや飼い主のことを、どう思ってるのかを聞いてみたい気もします。
●十傳より→餌しか頭にないかもです。人間がお金に支配されているように。
昨日に続いてのコメント、ご迷惑かなと思いましたが
ロメオちゃんのカワイイ顔を見ましたら我慢出来ませんでした。
なんて小さなアンヨなのでしょう。
先生の指の太さとあまり変わりはありませんね。
ロメオちゃんが人間の言葉を話したら、あまりお喋りではないかもしれませんね。
でも、いかにも核心を突くような事を言いそうです。
先生のところの おチビちゃん達は常に先生の目の届く所にいますから
他人に余計な事を話す心配はないと思いますが
我が家のネコどもは出入り自由にしていますので
数日もしましたら、私は外を歩けなくなってしまうかもしれません。
ヤマシイ事が沢山ありますもので。
●十傳より→連日のコメント大歓迎であります。ロメオは小さくて、シャツのお腹に入れて歩いても大丈夫なのであります。
「ソロモンの指輪」ですね？あるマンガで「あったらいいだろうけど、なくてよかった」と主人公がやれやれ…と思っている絵がありました。
何歳になっても「俺は20代までの女としか付き合わない(ヤラない)！」とほざいて、自分の孫娘ぐらいの女性しか範疇にない男性に比べると、さすがに色気のある殿方は違うな…と思います。
フリージアは黄色がいいですね。バラに比べるとサラリとした乾いた甘さを持ちながら、不意に香りを放つ…「無邪気」という花言葉を持つようですが、淫情な意味も含んでいるのだと思えてしまいます。
思わず語ってしまいたくなります。
●十傳より→すべてのお花は淫靡ゆえに、淫靡さを心に抱く者たちを惹きつけてやまないのかもです。