2013
05.27

奇門遁甲カレンダー2013年下半期分が完成いたしました。

作成期間は二か月はかかるのであります。
なにしろ日々の方位だけでなく、二時間ごとの方位を7月1日から12月31日までヤルのでありますから、たいへんな労力であります。

一部3万円で配賦いたしますです。
「欲しい!」
という方は、下記の住所まで現金書留にてお申し込みくださいまし。
162-0805
東京都新宿区矢来町41番地カーサ・ヴェルデ301号
小野十傳事務所
電話 080-2067-8076

なのでありますです。

内容は、右のような感じであります。
やく120ページであります。

開運に役立ててくださいまし。

話は変わりますが、6月22日の十傳セミナーは定員になりましたのでお申し込みは締め切りますです。

仮お申し込みの方は、そのままマジ申し込みに切り替えましたでございます。
詳しいことは、もうしばらくお待ちください。

2013
05.26

去年は、こんな木の実があったべかな、と思いだそうといたしましたが、思い出せません。

食べようかとも思いましたが、野鳥も食わないのだから、よほど不味いのでありましょう。
たしか、この木は白い小さな花を咲かせていたのに、赤い実をつけていることにヘンな気がいたしました。

おんなじ土から、色々に色の花や実を結ぶのですが、その器用さが不思議であります。

「あの人ってイイ人よね」
というお方もいれば、
「とんでもない男だから気をつけてね」
と否定的に見るお方もおりますです。

どちらを信じてイイのか多少混乱いたしますが、それと似ております。

ふりむけば雨の季節を待つ花がほころびはじめているのでありました。

「ああ、はやく18才になりてなぁ」
「んだよな、自由になりてよな」
と友人と語らったことが、つい昨日のようであります。

花も人も、次の季節を待つモノのようであります。
次の季節が到来しても、期待したことなど起ころうはずがなくてもであります。

紫陽花はいろいろな色に変わると言いますが、そうでもありません。赤っぽい紫陽花は赤っぽいままで、青っぽい紫陽花は青っぽいまま梅雨の雨を受けるようでありますです。
そして赤っぽい紫陽花が咲くと、「青っぽい花が良かった」と思い、青っぽい紫陽花を眺めながら「赤ぽい花が良かったのに」と残念に思ってしまうのであります。

そうして、庭の片隅にしゃがんだら、
「こんな色の水着だったなぁ」
と、突拍子もなく思いだしたことがありました。

この雑花の色のビキニを籐のカゴに入れた女の子のことが瞼によみがえったのでありました。
山田線に揺られて海まで行った時のことであります。

梅雨の前のちいさな庭は過去と次の季節の物語が錯綜しているようにも感じられるのでありました。

2013
05.25

陰陽五行とかに忠実に四柱推命を解こうとしても、なかなか上手くいきませぬ。

たとえば、

時 日 月 年
癸 乙 壬 壬
未 未 寅 子

というお女性の生年月日があったとして、日主の乙に寅と未未と通根し、しかも壬から、水生木と生じられるから、とても強い運勢の持ち主のように考えられますです。

が、季節は春であります。春であっても寒いのであります。
壬、壬、癸と水が三つもありますから、これは季節が真冬に戻った生年月日と判断しなければなりませぬ。未には火と土と木があり、寒さにヤラれているとは言え、わずかな火によって自分を維持しているのでございますです。

乙はお花。
お花は太陽のもとで、キレイに咲いてこそ存在価値がございます。
キレイに咲くことで金運も人気運も輝くのであります。

しかし、この生年月日は、氷の中の花。
寒さにしおれておりますです。

暗いことばかり考え、人の意見を悪く悪く受け止めてしまいますです。
ご自分ではナイーブな性格だと錯覚しているかもであります。
未は、この人にとって財星。
けれど手に入らないお金でありますです。
いつもお金のことばかりを考えている傾向だと分かりますです。
食っていくにはなんとかなりますですが、天干に出ていないのでとてつもないケチなお方と申せます。

では、この生年月日を救うには、太陽の運(丙)がイイのか。
いいえ、太陽運が来れば、氷が一気に溶けて濁流となって、このお花を流してしまいますです。
なので、シッカリとした木が必要であります。
木に巻きつくことで、濁流に流されずに済みますです。
未の中の火が、かろうじて木に巻き付く力を残しておりますです。

それを無意識にでも察しているのか、こういうお女性は名のある男に頼りたがりますです。あるいは宗教的なものかもしれませぬ。

こうやって陰陽五行をある程度破りながら、見ていくことで、その人の本当の姿が浮きだされるのでありますです。
それは日々の生活でも同じように出ますです。
食事のメニューの注文の仕方にも、友達付き合いにも、濁情にも出てきますです。

私メからみれば、
「ああ、お金のことになると鬼のようになる人だな」
と注意することも分かります。
しかし、それを言ってはなりませぬ。

人は、自分の本当の姿を見たくないモノでありますから。

あ、この命式は、暦を無作為にめくったものでありまして、特定の人を指しているのではございませんです。たとえば、の例として挙げただけであります。

十傳スクールの四柱推命は、一年間でこのくらいの鑑定技術をつけられることを目指していることを、ちと自慢しただけのお話でありますです。
当たり外れなどということを凌駕する鑑定方法でありまして、どこに、その人の生きる意味かあるのか、存在価値はどこなのかを探っていくのでありますです。
易者などになる必要はひとつもありませぬが、こういう特殊ではあるけれど、ズホッと人の内面を知る技術を身につけておくことは、きわめて魅力的な武器になるモノと存じますです。