2013
08.14

激しく塩辛いけれど、そこが良さのラーメン450円をすすり、おもてを眺めると、真夏の日差しがさんさんと降り注いでいるのでございます。

気温は33℃。
十傳スクールでの暑さを経験した身には、なんとなく爽やかさすら感じられるのであります。

田代みどりソックリの、ラーメンを作ってくれた店の女主は、「食ったら金払って出て行ってよ」というような感じで、私メを見ておるのでありました。

私メは雑誌を読みつつ、飯を食う習慣がありますです。
ですから、食事に要する時間が長いのであります。

どこが郷里なのでありましょう。
新しくできた建売の玄関先に、かようなお盆の風習の名残を飾ってあったのでありました。

真夏なり。

夏の頂点は過ぎ、やがて夏は傾き流れていくことでありましょう。

暑かった分だけ、今年の秋は寂しさがひとしおでございましょう。

茅ヶ崎は、みんな帰省しているのか、閑散としております。

「どこかにオレも行ってみようか…」
ふと旅情にさそわれる午後でありました。