2016
01.06

妙に喉の乾く日でございました。
散歩していたら、どうしても水分を補給したくなったのであります。

かといって珈琲でジュースでもありませぬ。

立ち寄ったのは甘党の店。
お女性たちばかり。雑巾のような顔のおばあちゃまグループも楽しそうに語っていて、店は満員状態。
それでもカウンターの隅に一席空いてましたから、ちょこんと坐って、反射的に抹茶のあんみつを。
お茶は嬉野茶。

うーん、良い。

潮の波がさわさわと砂浜を輝かせながら引くように、喉の渇きは癒えるのでございました。

日主に根のない食傷大過で官星を潰す命式のお女性の鑑定が、喉の渇きの原因だとは分かっておりました。
生い立ちがすこし哀れなお女性でしたから、それはそれは桃花煞の眼付きの持ち主であり、おそらく夕べ、オタノシミだったろうことが鼻筋の脇に残っておりました。

こういうお女性はすすんで愉しみたいのではありませぬ。
仕方なく男の欲情に合わせているわけでありまして、そうなると鑑定の姿勢もモードを工夫しなければなりませぬ。

頭ごなしのオバちゃん鑑定はかえってマイナス。
食傷はいわばプライドの星。そのプライドを捨てて男の欲望に従がわなければ生きていけないというワケであります。苦しい人生なのであります。

緑茶は、私メの胃袋に沁みわたり、あんみつの渋い甘味は疲れを中和してくれるのでありました。

雑巾顔のお婆さまも、よーく人相を観察しますと、「男を泣かしましたねぇ」と見えてくるものがございます。

大熊光山という断易の名人は、「人相も併用すれば外れることはない」と言っていたそうですが、四柱推命+断易+人相ならば、それ以上の威力を発揮するようであります。