2017
07.09

どんなお方にも悩みがあり、しゃがみ込みたいほどの絶望があるものであります。

が、それらマイナスの要素に向き合ったとしても解決することはございません。かえって親しい人に当たりちらし、さらに心を荒涼とさせてしまうのであります。

解決方法は、美味いものを食うしかございませぬ。

いただいた鱧のしゃぶしゃぶを味わって、私メは神戸へと参りました。

そして考えたのであります。
ホテルのビュッフェスタイルの朝食を時間をかけ楽しみながら考えたのであります。

食事を美味しく胃に納めるとき、その時間だけはマイナスの支配から逃れられるのではないかと。

食事に1時間を費やすのであります。
朝昼晩の食事の合計時間を2時間。
セックスに2時間。
そしてブランディーと煙草の喫に1時間。
睡眠に6時間。
これで12時間は面倒事をごまかすことが出来ますです。

あとの12時間は通勤時間をふくめて仕事に捧げればイイのであります。
たとえ、不幸を先のべし誤魔化す、鏡に映した偽りのしやわせたとしても、楽しい時間で覆いつくせば、いつしか余計な不安は揮発するのではないかと考えたのでございました。

不幸とは、おおくは、満たされない自分でございましょう。
そして人との交流によって不幸は倍加されるのであります。
あるいは健康面での不幸もございます。

これらの不幸は苦しんでももがいても、身から離れることはございません。

が、食事とセックスと睡眠。この時間割を作り出せば、なんとなく体が軽くなるはずでありますです。
セックスの相手がなければ、趣味に没頭することで代えることが可能であります。

時間です。
神戸の会場に向かいますです。