2021
04.21

モリオカ駅に到着のアナウンスがありまして、窓外には、岩手山が見えましたので、おもわず、
カシャリ

昨日のブログでは、長崎を、「はながさき」といたしましたので、今日は、「モリオカける」でモリオカの地名を出したのであります。

鳥取とかのお方が見たら、
「えっ、大山では…」
見間違うかもしれませんが、これは岩手山であります。

いつだったか米子にキムラ満夫旅をしたことがありまして、大山を見た時、
「ここは岩手県では」
不思議な錯覚に迷い込んだ気分でありました。

それほど酷似しているのであります。

カーナビで、「モリオカ」と音声で吹き込んだら、「延岡ですね」と登録されたよーに、米子に向かったはずが、帰巣本能が狂って、モリオカについてしまったみたいな浦島太郎現象でありました。

モリオカはいま桜の花が吹きこぼれておりますです。
日中に気温が上がった盆地にめがけて、残雪の山から冷たい風か吹きおろし、歩道に舞い落ちた桜の花びらがふたたび宙に舞い、枝からこぼれた桜の花びらとともに、視界が桃色になるくらいなのでありました。

一カ月に一週間ほどモリオカに滞在するとして計算すると、一年のうちに三か月はモリオカ人になっているのであります。
神楽坂の事務所にも同じくらい。

困るのが、深夜のトイレでございます。
現在地がボヤけているからであります。

「ここは、どこだっけ」
と確認してから、手探りで目的の場所にたどり着くのでありますが、寝ぼけていますと、クローゼットの引き戸を引き開けようとしていたりいたします。

若いころに、泥酔し、同様の錯覚に陥ったことがあり、朝に目覚めてから、何かが変だと気づき、タンスを開けたら、セーターがぐっしょり濡れていたことがございました。
その失敗の記憶が残っていて、粗相は免れるのでございますが、
「老いたら保証はないぞ」
自分に言い聞かせるのでございます。

ともあれ、モリオカでの一週間の初日なのであります。