2021
10.03

六壬神課という占いがございます。

拙著、「陰陽道 十二天祥星占い」の元になった占いです。

画像は、その完全版の課式表なのであります。
完全版と申しますのは、いままで目にしている本では、三伝の12支が欠けていたり、拙著も同様でございます。

それを、すべて網羅した課式表が完成したのでありました。

六壬という占いは、マイナーなのか、あまり知られてはおりませんです。

池袋の、とある占いの館で占ってもらったというお方が、
「オノさんの本を見ながら占われて、損をした気分です」
複雑な気分でしたが、
「では、完全なるものを」
というわけで、720通りの課式をすべて作ったのでございました。
PCへの打ち込みは、アシスタントに頼みましたけれど。

さて、これをどーするか。

なぜなら、六壬課式は、卜易でありまして、卜易ならば、「断易」を現在、十傳スクールで扱っておりますから、
「別に、講義するモノでもないか」
なのであります。

ただ、断易を理解するには大変に参考になることは間違いございません。
兄弟、子孫、妻財、官鬼、父母などの六親と、青龍、朱雀、勾陳などの六獣が、この占いにセットされているからでございます。
実際、私メも、六壬課式で、断易の理解の幅を広げた経験を持っておりますです。

依頼者が鑑定にいらした「時間」で占うことだけが、他の卜易とは違いますです。

面白いのは、「過去」「現在」「未来」が明確に見て取れるというところでございましょう。

講義するとすれば、全12回で完結だろうなぁ、とは思っております。

私メがやらねばならぬ講義は、
「奇門遁甲中等科」
「奇門遁甲造作科」
「呪術」
なのでありまして、
「残されたライフワークになるでアロー」
などと気取っておる次第であります。