2025
05.10
05.10
4代前の曽祖父の写本を眺めておるのでございます。
妙に几帳面な性格だったのか、そこは役に立ちますが、田舎の住職だっただけに片手落ちの部分もございます。
住職でありながら、占いもやっていたのは、村人たちの人生相談役も引き受けていたからでありましょー。
几帳面の一面として、未収金の帳簿もございまして、お金を支払ってもらった人のところは線で消されておりました。未収のままのところもかなりございました。
護符の書き方などもあり、それはそれで面白いものでございます。
これに正統な墨で文字を刻み、祝詞をあげれば、気が動くのかも…と考えては楽しんでおります。
先祖の残した書物は、どこか不思議な線で結ばれているよーな、なかなか得難い経験でございます。