2026
02.27
02.27
無償の愛というものがあるのなら、私メにとって祖母の愛がソレでございました。
貧乏生活を送っていた時にも、送られてくる荷物のなかに、二万円が入っておりました。
そして封書には「食事のたしめにしてください」と震える文字の便せんが。
18歳の時、郷里を離れたのですが、長男は家にいるべしと反対されました。
しかし、無理やりに家を出たのですが、その前日、「きっと、オメさんは、バーの女か金髪の女といっしょに戻ってくるべな」と揶揄されました。
私メは自分で考えても甘ちゃんで依存心のつよい少年でした。
で、祖母からは「独立自尊」とか「根性」と書かれた掛け軸のよーなものを誕生祝いとしてもらったものであります。
私メは、誰もいないところで、自分を鍛え直したかったのであります。
よーやく最初の一冊が出た時、真っ先に祖母に贈りました。
その感想は、こーでした。
「じゃじゃ、誰の本を盗み書いたのか?」
二冊目の本が出る数か月前に祖母は亡くなりました。
毎年、欠かさずに墓参りをしておりますです。
墓を直さねばなりません。
