2026
04.11
04.11
悩んでも無駄なことの一つに加齢がございます。
「もう齢だ」
「老けてしまった」
「若くはないのだ」
などと考えても仕方のない事であります。
小説や漫画では、中年同志の恋でも美しく表現されていたとしても、それは夢物語。
やはり醜いか、醜くないかと問われると答えは一つであります。
当人が、それで楽しければ、それで満たされているなら、それでしやわせならば…と評したところで、若い奴らの恋は眩しいのでございます。
どーして人は加齢すると心身ともに錆びてしまうのか。
後悔は、どんな人にも襲いかかります。
もっと自由に若さを謳歌すれば良かったと、たとえ若い頃に奔放な恋愛を体験していた人であっても、後悔みたいな窪地にハマってしまうのであります。
が、60歳にして美容整形し、まるで30代にもどったよーなお女性がいたとして、それはそれで悲惨なのであります。美しとが戻ったのだからと恋を探すことでしょー。
しかし、相手から「ババア」呼ばわりされるのは時間の問題。
齢をとっても心は齢をとりません。ビュアなままなのであります。
ババアのひと言を恐れて美容整形したのですから、ババアと浴びせられると深く傷つくのであります。
かといって年齢を諦めて肌などのケアをしないと腐敗同然となるのであります。
たまらぬほどの淋しさが、深夜に目覚めた時に染み込んできます。
男である私メだとて、「すでに彼女も70歳かぁ」と若い頃の恋相手を思い出しつつ、いまならば皺だらけ、シミだらけの肌を、歯ぐきも痩せ橙色の歯根が剥き出ていたとしても、それを愛おしく撫でたいと思う瞬間の夜更けがあるのであります。
季節でいえば厳冬時代。
もはや時間は巻き戻りません。
せめて美しい老人であらねばと、やせ我慢をするのでした。
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