2023
06.21
06.21
愕然という言葉は知っておりましたが、ガクゼンといたしましたです。
裏玄関に、新聞のチラシ。
訊ねずとも、
「汚ねぐなるがらさ」
答えは、コレに決まっております。
オヒャレなキッチンが台無しなのであります。
「…マットを買いに行こう、ひとりで」
心に決めましたです。
キッチンはとくに清潔に。
家相の原則であります。
が、本人は、これが清潔とかたくなに信じておりましょう。
マットを購入したとしても、私メが関東に去った後は、ふたたび新聞の広告を敷き詰めることになることもまた、長すぎる付き合いから知っておるのであります。
バスマットもしかりですから。
ハイセンスなマットをセットしましたら、その上に、使い古した灰色の雑巾を広げておるのであります。
「あんや、キレイだよ」
すべて台無しなのであります。
老母の部屋からキッチンとバスマットはひと続きであります。
このエリヤは諦めることとし、見えぬよーにドアを閉め、汚れなきエリアを防御するしかございません。
老母の使うトイレは分かりません。
が、おそらく使い古したスリッパ。そしてペーパーは、中央の穴の極端に狭いやつを使っているに相違ございません。
いやだ、いやだ。おー、いやだ、たすけでけろー!
ふと、与える肥料に、ジャガイモの芽を忍ばせようかと衝動がはしるのでございました。
お母さまは,お金や物よりも御家族の安心と安全性を願います。
●十傳より→暑苦しいのであります。
物の価値観と言うのは
その人物の育った幼少期で決まるものかもしれませんかね
困ったことに、先生がお母様にどれ程懇願しても
先生の「お洒落」の価値観とは程遠いものなのでしょう
先生が帰郷した際のご実家の様子に愕然とするのも理解できます
折角の新築、建て主である先生の理想通りになっていて欲しいものですよね
理想の家が、昭和初期に蝕まれるイラただしさ ・・・ もぉ!
帰郷するなり新聞紙や広告を束にして片づける先生の姿が目に浮かびます
お昼休みに実家へと車を走らせる中、道路沿い左に家が建ちました
基礎工事からずっと見てきました
平屋の家ですが、タイルをはめ込まれた渋い門といい
そしてガレ-ジ、完成間近の庭も良い
ほぼ完成の家、とても素晴らしい
これほど素敵な家は今まで見たことはありませんでした
高級とかそうでないとか、そんな事は差し置いて
とにかく素敵なお家
ここに住む家主はどんな人物なのでしょう
一気に興味が湧いてきました
●十傳より→離れを作り住ませるか施設に叩き込む必要を感じておりますです。