2025
08.11

モリオカは雨でありました。

九州の大雨のよーなヤツではなく、眠りに引き込まれるよーな雨。
机に向かいつつ、白日夢のよーな幻想に浸れるのでした。

このインクは神戸でもとめたヤツ。
はや7年前のことになるのでしょーか。
神戸でスクールをしていた頃のことでございます。坂道の途中に古い小学校の建物を利用して、パン屋とかマッチ屋などの店舗があり、そのなかのひとつ。何十種類ものインクがあり、厳選した色なのであります。

万年筆はペリカン。
父が死んだとき20万円しか残しておらず、それを母と妹弟で五万円ずつ分け、その五万円で手に入れたものであります。

すべてが過去に消化されていきます。

仕事をしよーにも、頭脳は過去の出来事へと逆流し、
「今日はこれでいいか…」
窓ガラスをやさしく、時折、つよく叩く雨粒が鼓膜を揺らすのであります。

誰とも会話せず、このまま雨が夜へと連れていってくれれば最高かもしれません。
だれかとお喋りしてしまうと、半透明な時間が壊れてしまうのではないかと。

しかし、私メはいくつもの言葉をはっしているのです。
じゃあ、またいつか、と胸のした小さくふった白い手にむかって。
悔やんでもくやんても、もうどーしよーもない白い手にむかって。

  1. 私は万年筆のインクの色がとても好きです
    夢から目覚めた様に、遠い記憶を探っているように
    どこか懐かしいのです
    小野先生のように達筆でしたら万年筆で大切な人宛に
    手紙をしたためてみたいものです

       ●十傳より→インクの匂いもたまりませんですよね。