2010
10.10

DSCN5822どちらも毛のないイヌなので寒いのでありましょうか。

ロメオの寝床にジョルノが潜り込み、複雑な面持ちのロメオなのでございます。

「来ちゃった…」
とアパートのドアのところで肩をすくめていた北海道から来た女の子が思い出されるのでございました。

金属の階段を上ると、新宿大久保の私の安アパートのドアのところで彼女は、大きな旅行鞄に腰かけていたのでした。

彼女が修学旅行のときに京都で知り合い、その後、文通していた清い関係でありました。

「もしか家出?」
「家出…」

というわけでありました。

困ったなぁ、ちょっと迷惑だなぁ、しようがネェなぁ。

あれから30年以上も経っているなんて信じられません。

「占いだとね、あたしとオノさんの相性は抜群だって」
「占いなんて、そんなもの信じてんの? バカだなぁ」
と会話したことを記憶しております。

運命とは分からないものであります。

ロメオとジョルノが身を寄せ合っているところをみて、そんな忘れていたはるか昔の思い出がよみがえったのでござます。