10.16
本日のブログを見たらしく、友人のエディターから携帯に電話がありました。
「もっと良く書け」
ということなのでございます。
「嘘は書けませんぜ」
ちょうど仕事の合間に自転車で散歩中でありました。
ひょいと見やると、東海道線沿線に、こんなに寂しくコスモスが咲いているじゃぁございませんか。
「自分ばかり良く書いている」
と友人は笑いながら言うのであります。
「正直に書いているだけだよ」
と答えますと、上りの東海道線がきたために、騒音で彼の言葉は消されてしまいました。
10月15日のブログをご覧いただければ一目瞭然ですが、、彼は高校時代に付き合っていた二年下の女子と、復活交際をしているのでございます。
二人とも東京に住んでいるのですが、デートする場所は、ふたりの郷里。お互いに老いた母親に月一で顔を見せるそうで、羽田空港で待ち合わせ、そこからが純愛不倫の始まりということなのであります。
「だって彼女とは寝るんだろう?」
「それはそうさ」
「純愛か、それでも」
「それでも純愛なんだよな、これが」
老母が寝た後に、クルマでデート。
なかなかシャレています。
音楽は「学生街の喫茶店」とか「アビーロードの街」とか、おもわず私も声をあげそうな古い名曲のタイトルがすらすらと出るのでございます。
そういえば、数年前に焼鳥屋で飲んだとき、彼はうっすらと目に涙を浮かべておりました。
「好きな女がいるんだよ」
またかよ、と思いました。彼の涙は初めてではございません。
10年ほど前に、失恋した時「いっしょに飲んで話を聞いてくれ」と呼び出された時も泣いていましたから。
彼のために宣言しますが、彼はモテモテのイケメンであります。年齢は私と同じですが、スタイルは抜群。洋服屋のマネキンの服を、そのまま着ることのできるスタイルの持ち主であります。
そして遊び人。
が、泣き虫なのであります。
焼鳥屋で告白した「好きな女」というのが、復活交際の彼女らしいのであります。
「彼女の方は?」
と尋ねました。
「ご亭主と別れて、お前さんと一緒になるとか…」
「そんなんじゃないんだよ」
とお答え。
これが本当の男の純愛であります。
男性諸君なら理解していただけると思いますです。
エディターくん、これ以上は良くは書けませんぜ。
またしてもでありますが、男の純愛の続きを十傳クラブブログで、すこし掘り下げて語りたいと思いますです。どーぞワープして、お付き合いくださいませ。
——————————————————-
★十傳クラブへのご入会に関するお問い合わせは、
小野十傳事務局までお願いいたします。
info@ono-toden.net
——————————————————-