2013
09.04
09.04
土砂降りの雨の中、しかし、不思議に雨にあたらずに、打ち合わせの場所に到着した私メは、カバンから、パワーボックスの材料を取り出してテーブルに並べたのであります。
奇門遁甲の「造作法」に叶う、そして、それ以上の効力を出すために数日間の試作についてのお話合いなのでありました。
そしたら、表ではまた雨の音。
竜巻がまたしても関東北部を襲い、名古屋では大雨による洪水とか。
打ち合わせしながら、帰宅することばかりを気にしていたのでありました。
「もう少しでしょう」
などと言われまして、しかし、基本は定まった様子であります。
四つの丸い奴は「十傳ボール」
中央の奴は、24金の「純金」なのであります。
これをほどこすことによって、あらゆる欲望を達成することが可能になるのであります。
「その、奇門遁甲の本はいつ出るんでしたっけ?」
「明日、見本が私のところに届くはずだったな」
「じゃあ、急いでください」
と、スタッフの目は真剣なのであります。
「雨やんでるよ」
と、すこし面倒くさくなったのでありますが、もう一息であります。
事務所に立ち寄ろうとした気持ちは完全に萎えてしまい、とにかく、雨に当たらないうちにと、帰宅を急ぐのでありました。
セミナーで教授するのと違って、説明書などの作成もあり、こういうものの商品化というものは、なかなか大変な事なのであります。
魚屋をのぞいたら一匹、498円でありました。
鶏肉にいたしました。