2015
03.16

東洋占術の基本である五行を、人の感情に当てはめると、この画像の如くなるらしいのであります。

実線は相生。
喜びは思考を助け、思考は憂いの元となり、憂いは恐怖心を煽り、恐怖心は怒りの元となるという順序であります。

点線は、相剋の関係。
憂いは喜びで蹴飛ばすことが出来、恐怖心は良く思考すれば消え失せるのであります。その恐怖心は喜びを台無しにする元凶であり、怒りは憂う気持ちで萎えるわけであります。

たしかに現在、極端なまでのセクハラ発言などに対する面白さの規制は、「口にしたら罪になるぞ」という恐れによってブレーキさせられているのであります。

この図で、納得できないのは、喜びの原点が怒りだということでありましょうか。
怒りから喜びが生まれるのでありましょうか。
ここは哲学する必要がございましょう。

男女間で、相手の言動にイライラすることは、つまりその相手を好きだという悦に通じると言えば通じます。相手を意識しなければ怒りも起きないわけでして、「愛されていないのだから」と憂えば、たしかに怒りもなくなりますです。

では喜び、つまり悦は、悦のまんま満喫すればイイものを「この悦びの感情は何なのだろう」と思考し、行き着くところは「憂い」となるのでありましょう。
それでも別れの日の来ることを恐れるという順序でございましょうか。

理屈はともかく、この五行相克図を頭にインプットしていれば、人間関係の無駄なトラブルはあるていど回避できるかもであります。
「もう怒りさえ感じないわ、諦めているから」
のお女性のお言葉を、しかし正確に見つめることは必要でありますです。

ご自分の濁情の感情に合わせてみてくださいまし。時間つぶしにイイかもしれませんです。