2019
05.10

幼き頃、エイトマンという漫画がありまして、多部未華子そっくりなスーパーロボットに夢中になったことがございます。
エイトマンは強化剤というタバコ型の小型原子炉冷却財をバックルの中に仕込み、「強化剤が切れてきた」とかで、それを吸うのでありました。

私メの強化剤は、コンビーフであります。

補給していただき、仕事の合間にムシャっとヤルのであります。
あとは水をゴクゴクすれば、6時間以上は腹持ちするのであります。

最近は、シビアな相談が多くなりまして、お客様が帰られた後、コンビーフをつつきながら、断易の卦を見直したりいたします。

そして、
「なるほどねぇ」
と、しみじみ、断易の女神が提示する卦を堪能するしやわせ。

それら、私メの断易の総集したものが、来週から開講するNEXT科の「断易禁書『天変の章』『地異の章』『不滅の章』」なのであります。うち、『天変の章』を完成させ、強化剤であるコンビーフを味わうのでございました。

面白いのは、未完成ではありますが、『不滅の章』の中から、恋と仕事を両立することが苦しいと語る、お女性の悩みとして、「世爻に子孫+旺相し日晨からも生じられている」という卦が掲載されております。
お女性が、世爻に子孫を持つことは、官鬼を剋しますから、男を否定していると取るのが一般的であります。
が、単純にそうだと決めつけるのは危険なのであります。普通は「あなたは彼を嫌っている」と断ずることになりかねませぬ。
しかし、子孫の意味を広げると、子孫には「才能」という意味もございます。
その才能が旺相し日晨からも生じられているという事は、才能が恋の邪魔をしているという解釈が成立いたします。彼女は、男に恋をしているが、溢れる才能を有しているために、男とべたべたばかりはしていられないのであります。
卦に命が吹き込まれ、男が「どーしてオレよりも仕事を優先するんだ!」の悲鳴が聞こえてきそうであります。「ならば別の女と遊ぶしかない」という心のつぶやきまで聞こえてきますです。

NEXT科は、無味乾燥な判断ではなく、相談者とその周辺の景色をリアルに再現し、彼らの悩みを生身で受け止めるための、断易の辿り着く究極を目指したいのであります。

四柱推命は『解錠禄』をいちおうは完成させまして、残るは、『奇門遁甲海底眼』の四巻目以降であります。
これを終えたら、もはや、この世に用はないのであります。たまにオバケになって、みなさまを恐怖させるタノシミがあるばかり。

それまではコンビーフという強化剤がどーしても必要なのでありました。
これに鎮痛剤があれば鬼に金棒。