2024
02.21

用事があり花巻市に向かいました。
野球選手の母校のある町ですが、そういう話題に乗じた顔写真も広告も一切なく、ガラーンとした殺風景のすがすがしさがなびいているのでした。
大騒ぎしているのはマスコミだけでございました。

花巻はまた宮沢賢治の故郷。
が、これもまた無視されておるのでした。
私メが幼い頃、宮沢賢治の同級生という年寄りが生きていて、
「普通の人だったよーん」
別に郷土が誇る人物と評価しているのは、やはり中央のお方だけ。

私メも、宮沢賢治の童話には違和感を覚えておりました。
話のなかから法華経臭さが滲んでいたからであります。
ただ、タイトルの美味さは見事。
「銀河鉄道の夜」「ヨダカの星」「注文の多い料理店」「セロ弾きのゴーシュ」などなど天才であります。
が、内容は、「なーんだ」でございました。

で、宮沢賢治が名付けた「イギリス海岸」のほとりを歩いてみました。

ただの川でありました。

名付けた本人が生きていたら、さそかし、「オショス~!」と顔を赤らめたことでありましょー。

別に宮沢賢治を貶めよーという意地悪な歪んだ気持ちはございません。
本当の感じた迄を述べたまで。

生きていた頃は認められず、死後にバカに高い評価がされていることに、なにやら不潔な意図を覚えるのであります。

さきごろ、このブログで人相の気色の見方の基本を述べましたが、今回もそれと同様。
自分の感じたことを、そのまま自分で認める素直さを養うことが大事かもしれないのであります。