04.04
十傳スクールを終え、
「では」
ということで、最初の事務所のあった東北沢で桜見物をすることにいたしました。
予報は、「明日は雨」。
であれば、土曜日の、本日しかないではないか。
桜はたいして好きというワケでもありません。
ましてや九段周辺では、人混みでありましょう。
おそらく、「あそこならイイだろう」。
「あそこ」とは、三軒茶屋から北沢へとつながる暗渠でございます。
桜が満開でございました。
なのに、人はまばら。近所の方々がちらほらと歩いているばかり。
が、思い出せないのでした。
当時はピッチという携帯電話を使っておりまして、飲み屋の22、3歳の馴染のお女性から、深夜に、
「満開だよ、出てこれない?」
の電話がございまして、缶ビールを片手に、真夜中の桜見物をしたはずの小径なのに、なにひとつ思い出せないのでした。
お女性はかなり酔っていましたです。
「弁護士のお客に犯されちゃったよ~」
「え、どこで」
「事務所で。そいつの」
ノコノコついていくからさ。だって、仕方なかったのよ、売掛金払ってくれるというし。なら仕方ないね。
みたいな会話をしながらだったとしても、少しくらいは憶えていてもよさそーなものなのに、すっかり忘れてしまっているのでありました。はじめて歩く径なのでした。
「寄ってっていい?」
風もないのに桜の花びらが、恐ろしいほどに舞っていたと思いますです。
原稿の締め切りがあり、いささか迷惑でもありました。
「トドメ刺してよ、おねがい」
どーやら完全に犯されきっていないよーでした。
『小さな夢を叶える50のレッスン』という単行本の最後の五つの項目は、1Kのちいさな事務所で、オッパイをさらけ出して眠る、彼女を見下ろしつつ、せっせとボードを打ち込みながら完成させたのでございます。
あれから30年近くが経過しております。
彼女も50過ぎ。私メも老いました。そして町も様変わりしていたのでございました。
小野先生の締めくくりは、いつもの小粋な艶かしい思い出描写。
初めてこちらのオフィシャルサイトを拝見したときは、
驚くのなんの!えっ!この人が巷で日本一と言われる御偉い占師さん?嘘ォー‼️
エロいおじさん
ふざけたおじさん
正直すぎるおじさん
面食らいましたが、最近はめっきり
小野先生の毒に侵されてしまったらしく
お茶目なおじさんだと、思えるようになりました。
ある意味洗脳されたのか?
いや違う、肩書きを光らかす中身のない人
本物でもないのに本物っぽく振る舞い人を見下す人
世間が持ち上げて、凄い凄いと騒がれる中身のない人
そういうものの見方や判断基準をしてはいけない事を
小野先生のオフィシャルサイトから学んだとわかります。
小野先生は、正直でありエロくもある(エライのラがロに変化しただけ)
ありのまま包み隠さず、でも時々ソコイジ悪くですかね。
小野先生のキャラクターは、永遠にエロカッコ良いですね。
●十傳より→すべてお喜びになられるかと思っての、サービスざます。
それで、
トドメは刺したですか?
●十傳より→やはり気になりますですか。
あんまりいただきたくない、サービースざますね。
●十傳より→いえいえご遠慮なく。今後もえげつなくサービスする所存でありますから。