2012
01.05

昨年の暮れ…と申しましても、つい一週間ほど前のことでありますが、十傳クラブの会員のお方から、ご質問のメールをいただきました。

が、答えていいのかどうか、今日までぼんやりと迷っておったのであります。
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小野先生 こんばんは。

いつもお世話になります。
四柱推命数理術ですが、自分の名前しか入力
しないのに、運命の相手が、どうしてあれほど
詳しくわかるのですか?
ごきょうじをお願いします。
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以上がその質問なのでありました。

四柱推命数理術は、その昔、占いを教わっていた頃、兄弟子から「門外不出のものだから」といただいたものであります。
わずか、14ページの手書きの小冊子なのでありました。

四柱推命はただでさえ的中率を誇る名占術であります。
数々の占いのエッセンスが凝縮しておりますです。

四柱推命数理術は、その中の12運というヤツを数字に置き換え、無機質的に占うものでありました。
私メは、この無機質な占いにイノチを吹き込みたくなったのであります。

どうしたかといいますと、その頃、付き合っていたお女性たちのメールを個人別にファイリングいたしまして、彼女たちの心の動きや、隠しごとをした時の状態、他の男と交わる前後の心の動きなどを観察したのでありました。
すると生年月日で共通したものがあぶり出されました。
兄弟子からもらった小冊子の数値を改良すると、ググッと精度があがったではありませぬか。
それは、かつて競馬馬に興味を抱き、たとえば、その馬が天候や政治などの影響で、どんな走りをするかを観察した時に似ておりますです。

快楽だけを求めていたお女性が、突如として愛に目覚め、嫉妬の鬼に化す瞬間なども、克明に読み解くことができるのであります。

人の心をもてあそぶ許し難い行為であることは承知しておりましたけれど、易者という職業意識がモラルを抑え込んだのでありましょう。

彼女たちから、この画像のようにお仕置きをされても仕方のない行為だと、つねに覚悟をしておりましたのであります。
じじつ、あるお女性からは、
「わたしの苦しむ姿をうすら笑ってみているみたい」
と指摘されたこともございます。

四柱推命数理術は、そのような悪の滴を注入し完成したものでございます。
どの角度からみても的中するはずなのであります。

亡父の死を読みとったのも、この四柱推命数理術であります。(細部は断易でみましたけれど)

そして、四柱推命数理術のイノチを継続させたものが「風角占算」なのであります。

師匠から、
「占いというものは、原則をカラダに沁み込ませ、そして、それぞれのケースに合わせて、その原則を縦横無碍に変化させるものだ」
と教えられたことを思い出すのであります。
それが変通、もしくは通変という占いの真髄かもしれませぬ。

ああ、お女性さま、私メをピターン、ピターンと鞭打ってくださいまし。
この占い根性はどうしようもありませぬ。

軽蔑しましたでしょうか…。