2012
01.11

ジョルノがウンコをするところではありません。
このイヌは立ち止まるとき、こういう恰好をするのが癖なのであります。

なぜ立ち止まったかと申しますと、きっと耳の遠いご老人がいるのでありましょう、TVの音声が、この小道に流れて来ていたからであります。

『平田容疑者と…』
という例の報道です。
オームの信者で指名手配の男が、17年間、愛人の信者と逃避行をしていたというではありませんか。

本当なら、感動モノであります。
コメンテーターは、この二人を犯罪者のように口汚く罵っていましたが、でもですよ、世間の目から逃れるように暮らしていたというのは、まるでドラマであります。
羨ましいというか、すこし嫉妬いたします。

この二人の結束は美しいといってもイイでありましょう。

浮気をしたかどうか。
おそらく、答えはノー。

17年間の夢。

トリフォーの映画に「暗くなるまでこの愛を」とかありました。ジャン・ポール・ベルモンドとカトリーヌ・ドヌーブが出たヤツであります。

あの映画にはいたく感動した記憶がございますです。
最後にジャン・ポール・ベルモンドはドヌーブに毒を盛られるんですが、死にそうなベルモンドを見た瞬間に、ドヌーブの愛が目覚めるってお話です。
途中、ドヌーブのおっぱいも出ましたし。

あ、いや、まゆ毛の平田は、オームのユダとなるのかどうかは、今後の取り調べから分かるのでありましょうが、なかなかの人たちであると、ハナムケたてまつりたいのであります。

やがてオームは第二のキリスト教となりえるのかも興味深いのであります。
ただ教祖が、サワホマレ似であるのでポイントは高くないかもでありますね。

平田のカップルは、見かけが美しくて、その点においてもドラマのようであります。