2012
04.30

散った花びらが黒い土を埋め尽くしているのであります。
老人が、箒でしずかに集めてはビニール袋に入れているのであります。

が、花びらはあとからあとから散るものですから、いくら掃き清めても、老人の作業は虚しいのでございます。

この光景は、寓意的でございました。

こぼれるように時間と若さは失われていくのでございますです。
肉体はおろか、最近では気力まで喪われつつあるのであります。

お女性も同じでありましょう。
20代だから若いというものでもございません。
60代だからリタイヤというものでも、ないかもしれません。

熟女AVでは「ああ、このお女性さんは、昔はキレイだったんだろうなぁ」と感心する女優さんもいるのであります。
脂肪の抜けた乳房を前後に揺さぶりながら切なげな声を上げたりするのを観賞しつつ、「若い頃はツンツンと澄まして街を歩いていたにちがいない」と、ついつい見入ってしまうのであります。

閉経後に、男と奇妙な関係になり、ふたたび生理が始まったという例はたくさんございます。

若くても、上まぶたが痩せて目が三角形になるほどおHから離れていては、これは魅力がございません。

ときどき高級なお肉を食べるのか、質の良い脂肪をもった中年のご婦人の美貌は、なかなかに唸るものがありますです。

浜を自転車で走っていましたら、「浜辺の歌」のヤツがございました。
作詞者は、ここの風景からイメージしたようであります。
明治時代といいますからその頃の方々は、みんな、この世にはいなくなってしまってますですね。

彼らの孫の世代が、いまは50代から60代なのであります。
みんなセックスの結果、この世に誕生したとおもうと、笑ってしまいたくなりますです。

みんなケダモノなのでありますですね。

ケダモノ万歳でしょうか。

先日、結婚した若い二人から新婚旅行の写真入りのハガキがとどきました。
「ふたりで力を合わせて頑張ります」
と印刷されておりましたから、「力」の漢字を「股」に書き換えてみたのでありました。