08.04
ところが夏は恋の寿命を縮める作用もございまして、はやくも愛を失ったお方も多いのではないかと存じます。
物語ならば、恋はこれから盛り上がるはずなのに、現実はすでに恋の前途が断ち切られ、「ちきしょう、ちきしょう」と汗ばかりかきながら夏祭りの花火の音にイライラしているケースが多ございます。
それでも未練が断ち切られずにスマホを、これまた汗ばむほど握りしめることもまた毎夏に繰り返される濁情の習性と申しましょうか。
自分勝手にストーリーを作ってしまうところに、夏の悲劇がひそむ元凶やもしれませぬ。
男はともかく、お女性はこんな暑い日に生理を迎えることが重なれば、さぞ大変でございましょうねぇ。
涼むのに意外に効果的なのは剃毛であります。
オホホとうじゃるくらい涼しさを得られますです。
風邪をひいてしまう場合もありますゆえ、体力に合わせた剃毛をお薦めするしだいでございます。
剃毛ったって髪ではないことは言うまでもありませんよ。蛇足でしたね。
ところで蝉が幹にしがみついておりました。
どーやらメスの蝉。
オスならばオケツの穴が空洞になっておりますから。
オスの蝉は「おんなー、おんなー」と鳴き声を響かせるためにギターのように体内を空洞化させるのでありまして、そのためにオケツの穴は開きっぱなし。
交接したメスは卵を産むという仕事が残っておるのであります。
こちらも大変な作業でございます。
自然の営みを頭に入れつつ、四柱推命と人間の傾向を考えることもお勉強になるのであります。
樹木には病葉と呼ばれる枯葉があったりしますですよね。
盛夏なのに失恋したお女性のよーでございまして、これもまた四柱推命をマスターする上で役に立つ自然現象なのであります。
いやはや無駄な事ばかり書きましたが、私メも暑さでヤラれている一人でございます。
ガンバローとせず、夏の暑さを諦めて、サボろうという心構えが大切であります。
いいからいいから、頑張ったところをみせて、他人に感動を与えようなんて考えるのは無駄なことでございますから。