2015
08.07

影が映ってしまい不気味になりましたが、これはうどんであります。

八月いっぱいの賞味期限ですが、暑さを乗り切るには、暑さ以上に熱いものを食する以外にございませぬ。

それでうどん鍋を決行することにしたのでありました。

占いも、難しいところをサッパリ分からないと首を傾げつつお勉強しているうちに、なんとなく理解して、基本に戻るとすらすらと頭に入るのとどこか似ております。

占いというものは特殊な頭脳を使いますので、学校の成績が良かったからと舐めてかかるととんだことになるのであります。

なかなか煮えませぬ。

これも占いのお勉強といっしよで、周囲の人たちから置いてけぼりされているような焦りを感じるほどチンプンカンプンであればあるほど後半からの伸びは凄まじいものでございます。

机上の知識として学ぶのではなく、実人生と重ね合わせて頭に入れておくことがコツなのかもしれませぬ。

私メも鷲尾道場でコテンパンにやられた口でありますから、占いのお勉強の特殊さは身に染みておりますです。
占いに最初からの天才はおりませぬ。
いたとしても、それはマスコミに作り出されたお方でありまして、いざ会話してみますと、その底の薄さに落胆するのであります。

「もうすこし簡単かとおもいました」
と講義内容の感想を言われることがありますが、ここはカルチャースクールとは違うのだという矜持のよーなものがございます。
私メでなければ教えられないことを講義し、それによってへとへとになることに私メは自分勝手ではございますが、満足を得ているという次第であります。

超一流になっていただかねばなりませぬ。

そのためには蓄えた知識をすべて放出するつもりなのであります。

なんて偉そうなことを語っているうちにうどんはやっと煮えたのでありました。

夏のうどんも格別でございます。
空腹であったことを思い出させてくれるのであります。
「オノさん前とぜんぜん変わってない。わたしの気持ちを分かろうとしてない」
なんて言われましても、いまはうどん。
それこそ「霜降りぴちぴちおっぱい」のよーなうどんでございます。
「気持ちなんてわかったらおしまいさ」
と心の中で捨てセリフを吐きつつ、心よりなにより、ピチピチが大事なのさと熱い熱いうどんを胃袋に流し込む夜なのでございました。

明日明後日は十傳スクールなのでございます!