2016
08.14

からすみが届いたのでありました。

こうなると、おしりがむず痒くなり、仕事をしていることが落ち着かなくなるのでございます。

遠い南国の雰囲気が、箱のデザインからも漂ってくるのでございました。

お客様が、タイミングよく缶のアルコールを持参していただきましたのも、何かの縁でございます。

「では、このへんで鑑定は終わりにして、ちとお付き合いしてくださいませぬか?」
と切り出したのでございます。

からすみを薄くスライスしました、その欠片を口に入れましたところ、
「おおっ、これは…!」
形容もつかぬ美味なのでございます。

口内の粘膜をやわらかく刺激し、アルコールと絡み合うのでございます。
「もう一本いきましょうか」
と冷蔵庫から、キーンと冷えたヤツを取り出しまして、喉に流し込むのでございます。
神聖なはずの鑑定場所が、あらあらあら、ヤバイことになってしまいましたです。

が、こういうこともたまには許されるというか、いえいえ許されないかもしれませんけれど、鑑定内容によっては、効果的な場合があるよーでございます。

思い出したよーにデータを開いて「ここがポイントであるな」と甘い判断した部分を再確認することも出来たのでございます。

以前は、冬にいらしたお客様でしたが、人相が良くなって額のあたりが快い血色となっていましたから、私メもつい嬉しくなり、「では、もう一本」と。
でも、お酒も、お客様のお土産でしたので、なんというか、人のフンドシでの相撲だったりかもですね。