2020
12.03

拙著、「奇門遁甲術入門」の中に、催吉の秘法なるものを載せておりますです。

催吉とは、ある吉格を使った場合に、その吉格をさらに強めるために使う吉格のことを言いますです。

やみくもに吉格の次に、吉格を使用すればイイというものではなく、法則に従わなければなりません。

拙著では、飛鳥跌穴を催吉するには、
卓効ありなのは、地遁、乙奇得使、竜遁、虎遁、風遁、雲遁とあり、
次善の策として乙奇昇殿と記されておりますです。

さて、12月の地盤月盤を見ますと、北に飛鳥跌穴が回座しておりますです。目的のものを得られる以外に、思いがない利益まで求められるというのが跌穴の効果であります。

では、2021年1月の座山月盤を調べますと、東に、乙奇昇殿がございますです。

ということは、12月の7日過ぎに北にパワボを設置し、1か月後の2021年5日過ぎに、東にパワボを設置することによって、飛鳥跌穴の効果を催吉することが可能になるというワケであります。

あるいは2020年の12月に北西の龍遁にパワボをダブルで設置すれば、「卓効あり」にヒットするのでありますです。

「ははーん、木生火というわけだな」
と賢ぶって、ならば北西の甲×戊を使うと、それは逆効果。北西は吉格でも何でもないだけというのではありません。天盤乙の吉方位でなければ、飛鳥跌穴を強めることは出来ないのであります。

五行の相生、相剋などのゲーム感覚を捨てて、哲学的なアプローチが必要になってくるからであります。

12月は南が癸×己、景門、六合の配合で吉方位でありますが、古い恋人を捨て、新しいパートナーと心機一転する方位でありますから、一般的ではありません。

今回は、タイミングよく催吉を使える吉格が連続いたしましたので、ご紹介したのであります。

なお、これに関してのご質問には真面目にお答えすることはございませんです。あとはスクールでの内容となるからであります。