2026
01.22
01.22
亡くなった叔母には3人の孫がいて、このたび初めて会いました。
500メートル以内に住んでいるのに、初対面であります。
葬式とはとういう場かもしれませんです。
上が中学二年生の女子。
葬儀のあいだ、観察しますと、この子の表情が暗いのでした。
気になる暗さでありました。
彼女の祖父に当たる、私メには外戚の叔父。
発狂した挙句にガス管をくわえて自殺した人であります。
その男がふと見せていた暗さでありました。
そこでお小遣いを手渡してやりましたところ、すこしなつきました。
やはり犬には餌、人間にはお金であります。
そして、火葬の最中に、
「わたしは何になればイイんでしょーか?」
と、私メがロビーに出たところを追いかけてきて、尋ねるのでした。
中二ですから来年は高校受験。
進路決定を中学校側から迫られているのでしょー。
「お金持ちになることだね」
単純明快に答えました。
意外な回答に「?」みたいな表情が刷かれましたです。
彼女は私メが易者であることを知っているはずであります。長髪を後ろに縛り白髭をたくわえ、、全身黒の喪服。ワイシャツも黒というマフィアのいでたちである老人の口から出た言葉を消化するのに時間がかかったよーであります。
不信な表情の彼女の手をそっと握り、
「どうかお金持ちになってください」
ニュアンスを変えた言葉の意味に納得したのか、みるみる涙をうるませ、声をふるわせました。
「はい、はい、はい」
生活に苦しみ、けれど妙に陽気だった祖母の生前がよみがえってきたよーでした。