2023
03.30
03.30
いにしえを彷彿とさせる旅行は、秋か春。
夏は暑いし虫が多い。
冬は寒くて散策するより料理に傾く。
ふとした横町で、懐かしいたたずまいに出くわした時の嬉しさは、ずっと後になってからしみしみと感じ入るものでございます。
もはや新しい街には興味がないというより、はげしく疲れそうでありますから、新宿や渋谷には、もう数年も足を向けていないのでした。
私メの旅行は、過去へ過去へと遡ることを喜びといたします。
「ならば住めば」
と、その街に飽き飽きしている方々に言われそーですが、住んでしまえば、あとは嫌いになるだけ。
最初は人情のあたたかさにほっこりした気分になっても、やがて人とのしがらみに辟易とさせられるものでございます。
「そとでメシでも食いに行かないか」
その町のお女性を誘っても、なかなか応じてくれないのは、私メを避けているのでは決してないのだと分かるまで、ずいぶんと歳月を要するのも人生経験かもしれません。
「へんな噂をたてられたらかなわんし」
またあそこの娘は、男をくわえこんでいると噂されるのも、ちいさな町の風習でしょうか。
そーいえば郷里のモリオカでもいまだにそーいうところが色濃く残っているところがございますです。
高校時代に、カップルが出来たとして、その関係が壊れ、お女性が別の男子と付き合うと、「エロいヤツ」と後ろ指をさされるみたいなところが、狭い町にはございますです。
「気にしなければいいのに」
と言っても、
「そういうわけにはいかんのよ」
なのであります。
東京のよーな大都市は隠れる場所が多いだけの話なのかもですね。
地方都市の相談者がけっこう口をそろえての悩みの一つがコレなのであります。
日本人はむっつりスケベ属ですからね。
●十傳より→核で滅びてほしい民族ですね。
味のあるお店ですね
小さいゴザみたいな隣にニャンコが寝ていたら最高です
田舎の駅が次々と近代化されていくように
このような昭和を感じさせるお店も姿を消して行くのでしょう
木の温もりを失っていくのは寂しいものです
●十傳より→歌の歌詞ではありませんが、人は空ばかりを見てる、ですね。