2025
09.15

宮沢賢治は、「一日に玄米二合と味噌と少しの野菜を食べ…」と書き、「そういう人に私はなりたい」と締めていますが、
私メはイヤであります。

そーいう人にはなりたくございません。

貧乏ならともかく、生家は質屋をいとなみ、生活は裕福だったらしく、いやだからこそ、ミジメな暮らしに憧れていたのかもしれませんね。
私メも、学生の頃、四畳半ソングが流行し、赤電灯の灯る貧乏な暮らしを夢みたこともございます。

しかし、質素=誠実みたいな公式にある、この̪詩はいただけませんです。
彼が熱烈な法華経の信者であり、作品のすべてを法華経臭さが漂っているところも、私メをイラ立たせるのであります。すこし、過大評価では…とも思いますです。

生涯童貞をつらぬいたところが、ミジメな生活を賛美する精神が作品全体に沁みわたっているのであります。
それならまだイイ。
ミジメな生活の向こうに、しやわせがあるという禁欲主義的な思想に、怖気を覚えるのでございます。

作品が人気があるのは、もしかすると日本人のほとんどが貧乏であり、日本人のほとんどが貧乏のまま向上心を持たない人種だという証なのでは…と悲しく、いや嫌気が心に生まれるのであります。
つまり嘘をついて生きているのだと。

などと、いただいたタラバ蟹の脚を貪りつつ考えるのでありました。

 

  1. 僕も本物のタラバを食したいところなのですが、ドラッグストアで売っている
    カニカマ「タラバ」で我慢することにしました。
    話題となったオオズワイガニなんか味はどうなんでしょうかねえ。

      ●十傳より→松葉ガニをどーぞ!ナマ食で。