02.15
講談社の、テレビマガジンや、たのしい幼稚園の売れ行きが良いということでパーティがあったのでございますです。
ただ飯、ただ酒を飲めるということで、私も雨の中をいそいそと向かったのでございました。
が、いつの間にか外は雪ふり。
講談社のレセプションルームからの雪の夜景は素晴らしいのですが、
「これはズラからないと電車に影響が出そうだ」とチョコプリンを二個平らげてから、担当者に別れを告げたのでございます。
美人の編集部員や、「おおっ!」と思わず呻いてしまうほどの妖艶なご婦人もいて、チャンスではありましたが、仕方ござませぬ。
けっこう仕事がたまっておりますから、帰られなくなるのはちょっと困るのであります。
フリーの新人さんは名刺をもって、販路拡大を狙っている様子でしたが、私はホントに正直の話、そのような野心はないのでございます。
現状の収入と自由がイチバン。
ここを分かってくれない人がいるので、困るのであります。
担当者も「局長をご紹介しようかと…」言ってくれましたが、いやいやと謝辞をのべて退散でございます。
立食ゆえ、ヘンに重い胃袋を抱えて護国寺から電車に乗り込み、飯田を経て東京へ。もうぼた雪が渦巻いて降っているのでした。
白く流れているのは雪であります。
この後、私は、雪だるまのように真っ白になって自宅のドアを開けるのでありました。
…事務所に泊っても良かったのだ、と気づいたのはそれからしばらくしてからでありました。