2013
01.07

人日は今年最初の節句であります。
七草がゆを食う習わしがありますです。

夕べのうちにお粥をたいて用意しておりました。
七草は軽く湯がきました。

1月1日は鶏の日、2日は犬の日、3日は猪の日、4日は羊の日、5日は牛の日、6日は馬の日となっておりまして、そいで7日の本日は人の日。
昔から刑罰は行わない日とされておるのであります。

が、自分にとって必要な人間なのか、そうではないのか。
これを、たまには残酷な気持ちで測るのも許されるかもしれませぬ。
「何さまだと思っているの?」
と叱られそうでありますが、運勢の多くは人間関係によって決定されるわけでありまして、また自分の人生の主人公は自分でありますれば、何さまと言われる筋合いはないのであります。

いやいや、そうじゃございません。
好きで付き合っていたとしても、「コイツとは合わないんだよなぁ」と思っている場合がございますです。
その接着である執着心のようなものを、たまには洗い清めてもいいのではないかと言いたいだけなのであります。

今朝、ちびっと早起きいたしまして、餅なんぞも加えまして、七草がゆを完成させたのであります。
春の野に出でて摘んだ若菜の、香りとほろにがさが、こたえられませぬ。
おっと摘んだのは私メではありませぬ。

胃袋の中に淡い日差しがともったようでありました。
陰っていたものが、しおれていくようなぬくもりでありました。
日々の変化を感じたのでございます。

そして、食い終えた後、非道なメールを送信いたしたのでありました。