2018
11.21

待っていた連絡が来たのであります。

11月の始め、とあるお女性がいらして、
「わたしはどーなるのでしょうか」
クスリと笑われました。
その笑顔には憂いがございました。壮絶な憂い顔であります。

つまり目元は泣いているのに、唇だけで笑っているのでございます。

元カレと明日会うのだが、SEXをするのだろうか、というのであります。
「知ったこっちゃねぇや」
と思いつつも、神蓍を振ったのが、画像の卦でございます。

卦は六冲卦。六冲卦とは解ける、あるいはバラバラなる暗示であります。恋愛であれば、恋の崩壊を告げる卦でございます。
この解釈で間違いはございませんです。

「元カレさんと寝たいのですか?」
「いいえ。拒む自信はあります」
「であればいいのです」

六冲卦が出てしまえば、どんなに努力しても結局は別離へと向かってしまう運命であることを、数え切れないほど見てきておりますです。このこの卦は喧嘩別れするという解釈も可能であります。

が、私メの判断は
「ヤリますよ、これは」
これでありました。

お女性は午年の生まれ。元カレは子年生まれ。
世爻、つまりお女性のところに彼の命星が、そして応爻に彼女の命星が入っております。しかも、寅午戌の三合で官鬼(男を意味します)、妻財(お女性を意味します)、)子孫(快楽を意味しますです)が結ばれております。

聞きますと、お女性は結婚されているということ。
二爻の辰の官鬼が、ご亭主でありましょう。そのご亭主は空亡ですから、
「役立たずの男というわけか…」の言葉を押し殺し、「それで元カレの誘いに応じたというわけか」の言葉も飲み込んだのでありました。

 

「元カレとの関係はすでにバラバラで修復は望めませぬが、明日はきっと、そーいうことになるでありましょう」
なにしろ明日は亥月。快楽の寅と合するわけであります。

が、六冲卦というバラバラになる意味が心に残り、「よかったら結果を教えてくださいまし」と送り出したのでありました。

「やっちゃいました」
このメールが届いたのは、十傳スクールの講義中でございました。
「そのつもりはまったくなかったのに、会っていたら土砂降りの雨で、近くのホテルに避難することに…」
と文章が続いておりました。

この六冲卦の卦名は坎為水。坎は水という意味。
なるほど、雨のせいというわけか。

お女性のぷるぷるした肉付きの良い唇を思い出したというわけであります。

この鑑定は、彼女の許可を得てUPいたしましたです。