2020
09.03

東海道線下り、戸塚駅の手前で、それまで右手に見えていた横須賀線のレールが、高架によって左側に変わります。

その高架橋の一部が画像に見えております。
見上げると、空は秋。

35度を超す気温の連日で、暑いばかり暑いのですが、今年は、
「夏があったのか」
と訊かれると、「あった」と言いつつも、「なかったかも」と素直に夏の存在をみとめられないのであります。

気分は6月のまま9月であります。

夏嫌いの私メですが、イヤな夏が過ぎ去る快感がいまひとつ得られませんです。

病気をして、女盛りを病院で長期療養をしていた叔母を連想してしまうのでございます。

四柱推命で、お女性にとって官殺は、男の意味と、病気の意味の両方を備えておりますです。
忌官殺ですと、男で苦しむか、病気で苦しむか、ということになり、叔母は、
「両方で苦しんだおん」

病気が癒えて、季節でいえば人生の秋にお見合いをして、相手の男にのぼせ、
「みんなわたしたちに焼きもちを焼いている」
などと聞いているほうがオショシクて赤くなるような期間を経て、結婚。
が、しやわせは1年と続かず、夫が発狂し、あげくにガス管を加えて自殺。

まさに
「占いの勉強になります」
の典型なのでございますです。

叔母は、お見合い相手と結婚はしましたが、心の中で「カチャ」と何かがかみ合いセットされたのかどうか。

男と女の世界であります。
その気になれば、何人とでも恋をすることは可能であります。
灼熱の恋を体験できることもワケはございません。

が、人生のパートナーとなると、心の「カチャ」が必要であります。
この音のしない相手と結婚すると、どこかで後悔するか破綻するか、面倒なことになるのであります。

しかし、「カチャッ」と鳴った相手が良質ん出来損ないなのかは別の話。

夏ばかりの人生も疲れますし、夏のない人生は味気ないもの。

今年を、人生に置き換え、命式を想像するのも悪くございませんですね。