2020
09.06

今年の岩手県は、ことのほか暑く、雨が少なかったと聞いております。二週間ほど滞在しましたが、雨が降ったのは一日だけ。

で、現地の産直では、ナンバンが驚くほど安かったのでした。
大部分を一升漬けにしたのは、数日前のブログのとおりであります。

数本を、事務所に持ち帰りまして、ほんの半本を使い、茄子炒め。

これが飛び上がるほど辛く、悶絶いたしました。

以前、妹の亭主の千葉さんが、やはり雨の少ない日に、昼食に出されたナンバンをひと齧りして、辛さのあまり横倒しに倒れたことがございました。

オノ家では、夏の昼食にナンバン一本が小皿に出され、それを水漬け(冷ご飯に氷水をぶっかけたもの)で済ますことが習わしでありました。

オカズにお金をかけないことから「金持ちランチ」と命名していたのですが、食欲減退の真夏には格好な食い物なのであります。

しかし、こう辛くてはかえって何も食えないのであります。

いずれにしろ、これから十傳スクール、四柱推命卒論科の講義なのでありますが、口が辛いだけでなく、目をこすったら、目もひりひり。ウンコをしたら、おそらく肛門の内部は火照ることでありましょう。

毎年毎年、天候が異常だと報道されていますが、普通の天候とはどのよーなものかを、すっかり忘れております。
蝉もトンボも、そーいえばいつもの年よりも少ないよーな気がしますが。

運勢も同じかもしれません。
毎年、毎年、
「今年は変だぞ」
の連続で、では、変ではない運勢というのがあるのかと考えると、変なのが普通であって、平穏無事だというのは、かえって
「きっと悪いことの起きる前兆ではないか」
などと不安になるのであります。

異常天候の方が、
「いまだけ、今年だけを耐え忍べば、あとは落ち着くはず」
虚しい期待かもしれませんが、腹をくくることもできるかもしれません。

ああ、まだ口のなかがヒリヒリして胃袋が熱いです。