09.07
すべて始まったものは終わりが来るのが、この世の常ではあるのですが、私メのおパンツを買っていた店が、フロアごと失われたのであります。
残ったカフェなどは、
「元気に営業中」
の「元気に」の三文字が哀しいのでございます。
病人が元気ぶっているよーで、なんとも痛ましい限りでございます。
この店舗は、つい数年前、完全リニューアルを試みて、頑張りを見せていたのでありまして、しかし、目論見は外れ、中国人が元凶の新型肺炎の禍がなくても、店舗が撤退するのは秒読み状態でありました。
一階の食品フロアでもっているだけでして、それはこの店舗だけでなく、全国のデパートも同様でございましょう。
パートのオバちゃんがレジをしているのも問題なのであります。
やはり水着をコスチュームにして、男はイケメンを揃えなければならないでありましょー。
フランスのチョコレートショップの店員は、選りすぐったイケメン揃いだったことを思い出しました。
ゲンコツのよーに引き締まったお尻をした男店員に、東洋のお女性はポポポッとなって、何個もチョコを買いあさっていた風景は、
「儲けたいなら、イロは大切だ」
と確信したものでございました。
意地悪そうなオバちゃんがレジ担当では、滅びるのは当然でございましょう。
水着姿でお面をかぶれば維持できたのでは…と。
が、そんなことは言わずともがな。誰しも気づいていることでありましょう。
問題は、この店舗が凶相であったことなのです。
リニューアルしたとき、
「ああ、これではいけない」
が、凶相というものは、恐ろしいものでして、その悪さを、直せない不思議が付きまとうのであります。
直そうとしても、アイディアが浮かばなくなったり、後回しにしたり、あるいは忘れていたりと、これは店舗だけではなく、多くの家にも言えるのであります。
どの家にも凶が、存在いたします。
「ここを、こうしてください」
口が酸っぱくなるほど指導しても、別の場所は完璧すぎるほど仕上げられるのに、どうしてか凶相の部分はほったらかし。
モリオカの実家の凶相部分も、樹木が枯れたりいたします。
が、とりあえず、おパンツをこれからどこで買い求めたらいいのか…。それが問題なのであります。