2010
12.09

DSCN6301梅酒をいただいたのであります。

春に花がさき、初夏に実をつけた梅をプランティーに漬け込んだお酒。
これを冬枯れの季節にグラスに。

それだけで運がUPするような気がいたします。

どこで実をつけたのか。見知らぬ場所の土の匂いがまじっているのかも分かりません。そういうことを考えつつ、今夜はやわらかな気持ちで味わいたいと思います。

梅の一粒一粒も、まさか茅ヶ崎まではこばれるとは、ちいさな実をつけたときには想像もしなかったに違いありません。
「ごめんね、こんなところまで連れてきて」
なんてしみじみと語りたいような。

おもえば、同じ大地の養分を吸収しながらもある花は赤く、ある花は青く、ある花は、この梅のように淡いピンクに色づくのでありましょうか。

血統というものの違いなのでしょうか。

梅の実をスプーンの先でサクッとつきさしたら、「ああっ」という悲鳴が聞こえそうであります。