2010
12.05

DSCN6225数年前、画像の「不動明王」のペンダントを作成したのですが、今年の夏を過ぎたあたりから、
「また作ってちょ」
という依頼が連続したもので、復刻版とあいなりました。

私が手に火傷をしながら、作製したものだったのであります。

興味のある方は、ノンナ・デル・マーゴのショップサイトを見てください。
このページにリンクが貼っていますからどーぞ。

でも大量注文は困りますです。
ひとつひとつ手作りですから、注文を受けてからの作製です。

幸運というものは、じつは不運を最小限度に防ぐことかもしれません。
悪いことから、逃げて逃げて逃げまくる。
とにかく逃げの一手で、どこまでも逃げる。

逃げている途中で、良いことにぶつかるものです。

この不動明王には、そういう効果があります。

もう死んでしまいましたが、遠い親戚の伯父に、特攻隊員がいました。
彼は知覧を特攻隊として飛び立ちましたが、機が故障して、海に墜落。
何日か海を漂流したそうです。
海岸に打ち上げられたところを漁師に助けられたそうですが、胸にあった木製の不動明王のお守りが真っ二つに割れていたとのこと。

特攻隊員がお守りをしていたことは奇妙でしたが、その割れたお守りを、叔父は小学生の私に渡してくれました。
その図柄をもとにして粘土でこさえ、型取りしたのが、この「不動明王」なのであります。

一応は、金運に効果があるのですが、基本的には八方除けに近いのであります。

DSCN6223裏はこういう感じであります。
「十」は私の十傳のサインのつもりなのであります。

銀製の逸品。

ちょっと自慢なのであります。

戦争が始まってからでも遅くはございません…かも。