2014
07.28

なんと健全なのでありましょうか。
砂浜に「夏」と石で描くとは。

まるで麻薬もやらやないグループの音楽を聴いているように味気ないのでございますです。

魂に響くのは浴びるほど麻薬を打った歌手の歌ではないかと思ったりしていますから、砂辺の「夏」の文字を蹴飛ばし「ウンコ」なんて書き直したく存じるのでありました。

もちろん「ウ」を「マ」にしてもいっこうにかまいませぬ。
「愛」という文字も身震いいたしますが、「夏」とは…。
麻薬の町、茅ヶ崎らしくございませぬ。

いや、だからこその「夏」なのかもしれず、「クリーンにしましょうよ」というメッセージの意味とすれば理解できなくもございませぬ。

けれど、ドラマで夫婦役、恋人役をする役者たちは90%は実際に情交するのでありますから、やはり、この浜辺の「夏」はちとギコちないような気もするのでございました。

ああ、冷蔵庫が捨てられております。
誰かが、深夜に捨てに来たのでありましょう。
こちらの方が落ち着きますです。

この冷蔵庫を誰が使ったのか、と考えると楽しくなりますです。
そして捨てるまでの経過も、スケベ的な妄想を刺激するのでございました。
「夏」よりはマシでございます。

「こんなところに捨てるなんて考えられない」
などとコメンテーターなどは口をそろえて言いますですが、分からないはずはなく、海まで運んでぶん投げるという行為はせいせいするくらい想像しているわけでございましょう。

相模湾の河口に、オヤジが海をみつめて座っておるのでありました。
「覚せい剤ヤリてぇなぁ」
と後ろ姿が語っております。

麻薬をやりたいというより、禁じられていることをヤリたいのでありましょう。
世の中のモラルに逆行する思考はじつに楽しいのであります。
「神奈川はことしの高校野球は辞退します!」
なんて知事あたりが覚せい剤にラリって発言したら、どんなに面白いかと、ありもしないことを考えるのでございました。

麻薬をしないロッカーなんて、とふたたび、思考はドウドウ巡りでありました。