2022
02.21

庭の残りの柚子をすべて採ったのであります。
なにしろ風か吹くとポタポタと落ちますし、そして家の周辺が柚子の香りでいっぱい過ぎていたからであります。

最近の柚子の木は棘のないものがあるらしいのですが、私メの庭のヤツは、
「誰も近づくな!」
とでも拒絶しているよーに、棘だらけ。
そこに実があるのに、棘が指や手のひらを情け容赦なく刺すので、とても摘み採りがタイヘンなのであります。

ドロボー除けに植えたのですから、仕方ございません。
でも、自分の棘によって、自分の実まで、画像のよーに刺してしまうのですから考えものであります。

私メ自身に重ね合わせてしまうのであります。

中国人嫌い、朝鮮人嫌い、アメリカ人嫌い、そして日本人嫌い。いや人間嫌い。
「誰も近づくな!」
そのために、ずいぶんと損をしているのだとは省みておるのであります。
が、反省ではございませんから、死ぬまで、この自分と付き合うことになるのでありましょー。

ですから、時には、日干乙に、時には日干丙の演技をしたくらいにしているのでしょーか。

このぶんでは、老いとともに、脳の海馬がかたまり、ガンコ、ヘンコになり、
「ここは天下の大道だ」
口をへの字にひん曲げて、通りの真ん中をわざと歩くよーな老人になりそーでございます。

ともあれ、とりあえず、この柚子をどーしよーか。
ブログで、
「柚子胡椒は」
のアドバイスを投稿で頂いたことを思い出し、挑戦いたしましたです。

青唐辛子が、ちょうど冷凍庫に眠っていましたので、解凍してから細かく刻みましたです。

最初は激しく酸っぱく、そのあと激辛が喉を襲いました。

ところがですよ。
しばらくして、ちゃんぽんをこしらえ、そこに、わずかに混ぜ合わせましたところ、
「おお、こ、これは!」
なんとも言えぬ爽やかな仕上がりになったではございませんか。

よーし、もうすこし大量に作っておこう。

忘れたころ、無意識に指で目をこすりました。
「!!!!」
しばらく盲目の世界でございましたです。