2022
02.12

ちょっと、すすってから、
「しまった、写さなきゃ」
すこし、お皿が汚れて写ってしまっているのは、そーいう理由からであります。

まえに、いちどUPしましたが、このオーロラスープは、ビーツを材料に使っております。
ビーツとジャガイモを煮て、それをフードプロセッサーで、ペトペトにしまして、挽肉を少し加えております。
牛乳を加えて、色合いをピンクにしたのであります。

ポイントは、調味料は岩塩のみ。
ダシの類はいっさい使わないことも大切であります。

先月、モリオカに戻った折、温泉に向かう途中の産直で求めたビーツであります。
「おお、田舎の香りが、ほのかに、するする」

江戸時代の人相見の、水野南北は、最終的に「開運は食にあり」の境地に達したよーであります。
これは弟子たちの書が残されておるのであります。

人相を見て、過去のことを当てたとて、それが何になろうというワケであります。
TVなどで「当たる」とか騒がれるお方がいますが、おおねむ仕込みが必ず入りますから、当たったよーに感じるのも当然であります。
とくに日本人はブランドに弱い人種で、誰かが「イイ!」と騒ぐと、それにつられます。

黒澤明の映画など「どこがイイのだ?」と言おうものなら、周囲から叩かれるよーなものであります。ちと古かったですね。例が。

けれど、占いの価値は、『開運』にしかございません。
悪い未来を、「いかにして人並みに修正するか」。修正した後は、「いかにして人より幸運にさせるか」。
この2点しかないのであります。
「幸運」の基準は各人それぞれですから、そこでの知恵が易者の力量と申せましょう。

自分で料理することも開運の基本であると、さいきん痛感するのであります。
「あの店の味を超えたぞ」
自分の手でつくり、自分の舌で評価する。
たのしい作業でございますです。