2023
07.02

男の恐怖に、「目、歯、マラ」がございますです。

いままでお女性の敵は「齢」とUPして、さぞプンプンお怒りだったかと思いますが、男にもソレはあるのであります。

いにしえから男の機能低下は、「目→歯→マラ」が目安だと言われておりました。
マラとは言わずとも勃起不全でございます。EDでございますね。

EDは、男にとって絶望的な致命傷でありまして、最初に訪れるのは30代の中頃でありましょーか。そして40代。
チャンス! の瞬間、男の心に、まてよ…という不安が差し込むのであります。
勃起するだろーか、と。
それでも回復するのであります。

さて、私メは、このたび、左目の視力を失い、四月から大学病院に足を通わせましたです。
最初は目が充血し、次第に視力がボケはじめ、完全に見えなくなったのであります。明るいか暗いかは分かるのですが、景色もなにも判別できなくなったのでありました。
あれから二か月とすこし。
医者は、「完治しています」と言い、「もう来なくてもイイです」と安心させるのでありました。

たしかに…視力は回復いたしました。
しかし、すこし仕事に集中すると、まだ充血いたします。そのことを訴えましたが、「それは眼精疲労です。細菌は消えています」とのこと。

つまり、それは目、歯、マラが、
「始まったぞ、はじまったぞ、はじまったぞ」
男を脅かす声が、体のどこかしらから漏れて聞こえてくるのでございます。
ほとんどホラーでございます。

男の性器は排尿器官であれば自分自身のモノ。
が、ひとたび勃起すれば、それはお女性のためモノなのであります。

ああ、お女性のための日々は、そろそろ終わりということか。
うなだれた子息と平行に小首もうなだれる老後は、もうそこまで近づいているのであります。
悲しくも滑稽で恐ろしい予兆なのでございます。

急がねば!